広東の縫製品は生地の入庫・縫い上がり・箱入れの三か所で品質を確かめる
広東は生地の入庫・縫い上がり・箱入れの三か所で止める
布ものの流れには、そこを通さないと後で肥える欠点の寄せ場所があります。入庫で地の合いを、縫いで出来を、箱入れで数を確かめます。広東の実務で三つの区切りをどう置くか整理します。
第一の区切り、生地の入庫
第一の区切りは生地の入庫です。反物が届いたら、注文書と突き合わせてロットと色系、巻き数を合わせます。染めのロットがずれたまま裁断台へ入ると、縫い上げてから切り口に差が出て、後の工程で解く羽目になります。節や汚れは巻の頭と末を開けて当たり、入庫の帳に数行でも記しを残しておくと、縫い上がり以降で同じロットを追い直せます。
倉庫の棚札にチェック済みか否かを載せ替えると、未点検の反が裁断へ流れる事故が止まります。入庫で割いた手間は、この先で二倍三倍になって返ってきません。
第二の区切り、縫い上がり
二つ目は縫い上がりの止まりです。寸法のはみ出し、ステッチの切れ、縫い目の歪み、柄の向き合わせまで、仕様書を開いてその場で合否を付けます。金具やボタンの強度は別の手順で引き、布を挟む品は検針へ送ります。通す順は縫い直後の席と出荷直前の席で分け、どちらも同じ判定紙を使うのが決まり事です。
落ちた品はその日のうちに縫い場へ返します。指摘が翌日以降へ伸びると、同じ欠点が後続の山にも積み上がり、返す数が跳ね上がります。広東の現場では、この返し足の速さが段の良し悪しに分かれます。
第三の区切り、箱入れ
三つ目は箱入れの詰めです。ここでは世界が一変して、数と表示の話になります。サイズと色系の枚数合わせ、同梱品と下げ札の向き、外装箱の荷印と中身の突き合わせ。一点の欠けやサイズの混入も、この止めを過ぎれば受け取り先では止められません。解れて箱へ戻る分は、検針の段をもう一度通してから閉じ込む順番を崩さないでください。
三つの区切りを繋ぐ帳
三か所は別々の机ですが、帳が別々のままだと欠点の出自が消えます。生地のロットと縫いの班と箱番号を同じ周期で結べば、返ってきた品の欠点がどの手前から始まっていたかまで紙が語ります。記号の作り方は取引の初めに一度だけ決めて、以降は変えないでください。
日程の組み合わせ
日数と人手の掛かり所は、入庫から詰めまでの止まりの位置と入荷ロットの大きさです。生産予定表が机に来れば、班の置き方から組み替えます。まず工程表に三つの止まりを印で示すことが、検査の流れを工場のリズムに生き返らせます。

















