検品と梱包の列で輸送中の芯ズレを防ぐ:箱の寸法と詰め紙の組み合わせ
検品と梱包、箱の寸法と詰め紙の組で輸送中の芯ズレを防ぐ列
出荷前の検品を通った品でも、箱の中で芯がずれて届くことがあります。検品と梱包の段を結ぶ列を、箱の寸法と詰め紙の組み合わせだけで引く設計にします。
箱の中で動く品は届いてから崩れる
出荷前検品で外観に難の無い品でも、輸送の振動で箱の中で動けば角が削れます。荷受けで気づく傷は、製造側の問題ではなく詰めの設計に寄ることが多いです。検品と梱包を分けた仕事として扱うのではなく、同じ紙の上で結ぶ列が必要になります。
芯ズレと呼んでいるのは、箱の中心と中身の重心がずれて、積み重ねた時に下段が傾く状態です。傾いた箱は、次の積み段で崩れ、荷の崩れは検品そのものの合否を巻き込みます。
箱の寸法と中身の重心を突き合わせる
詰め終わりの箱の底が膨らむ品は、箱の高さが足りていません。側面が内側へ食い込む品は、横幅が余っています。検品列の最終段に箱の寸法の実測欄を一行足して、中身の重心の位置と突き合わせます。
同じ品番でも製造拠点が変わると箱の厚みが違う日があります。段ボールの繊維方向まで見る列にすると、積み重ねた時に一方向へ倒れる癖を事前に止められます。
詰め紙の組み合わせで隙間を埋める
一枚の緩衝材で埋まらない隙間は、詰めた瞬間に形が崩れます。厚さの違う紙を二枚重ねる組、一枚を折って角へ当てる組、底に敷いてから側面を巻く組など、組み合わせの型を品番ごとに紙へ書き出しておきます。
詰め紙の型を揃えておくと、詰める人が変わっても同じ形に収まり、検品の列が崩れません。包み方の段書きを現場の目線に置いておくと、迷う手が減ります。
梱包後の箱で一度やり直す列
詰めた後の箱を持ち上げて、中で品が動かないかを確認する行を入れます。動いた箱は、詰め紙の型を変えるか、箱そのものを一段大きい物へ差し替えます。出荷前まで時間がある時に限って開け直せるため、検品の列にこの段を置くのは早めが良いです。
動いた箱を開ける時の手順が人ごとに違うと、逆に新品を傷めます。検品員が箱を解く段の作法も、同じ紙に書いておきます。
報告の行と段の置き方
報告書には、箱の寸法と詰め紙の型を列見出しに並べ、芯ズレが出た箱が全体の何割かを一行で残します。写真は開いた中身と箱の側面を一枚ずつ添えると、遠隔地の出荷先でも詰めの読み直しができます。
一日に捌ける箱の数を決める軸は、扱う品目と箱の種類、詰め紙の型の三つです。内訳を記した紙をそのまま机へ運んでもらい、詰め紙の型は選び直します。

















