鍵盤楽器の出荷前点検:全鍵の戻りと電源極性・プラグの向きを確かめる
鍵盤楽器は打鍵の戻りと電源極性から出荷前を点検
鍵盤楽器の出荷前点検は、打鍵した鍵が均一に戻るかと、電源の極性やプラグの向きを見るのが近道です。全鍵の戻りと電池・アダプターの組み合わせまで、出荷前に確かめる点を整理します。
出荷前に崩れやすい所
ピアノやキーボードは、組み付けと電気が絡む製品です。出荷が近づくほど、鍵盤の戻りと電源のまわりに差が出やすいところです。台数が増えるほど一台ごとの手が薄くなりがちなので、出荷前の段であらためて読み直します。外観の傷よりも、こうした動きと通電の癖が後から効いてきます。
打鍵の戻りを全鍵で追う
打鍵の戻りは、白鍵と黒鍵を一本ずつ押し、離した瞬間に均一な高さへ戻るかで追います。戻りが遅い鍵、隣の鍵に擦れる鍵、押し切ったときに異音がする鍵を、鍵盤の図に番号で書き留めます。端から中央、低音寄りから高音寄りまで指先を置き替えると、場所ごとの癖が浮かびます。
戻りの均一さは、同じ力で連打する回数を揃えて比べると、好みの話に流れません。引っ掛かりが続く鍵があれば、取り付けの段へ話を戻すのが早い対応です。
電源の極性とプラグの向き
電源の極性は、電池ケースのプラスとマイナスの向き、アダプターの差し込み口で確かめます。極性が合っていなければ通電しませんから、一度入れて動きを見たうえで、向きを固定します。中心側の極性とプラグの太さが仕様に合っているかも、ここで読み合わせます。
通電まわりと動作
電源を入れてすぐ鳴るか、音量のつまみが滑らかに効くか、コードの取り回しが筐体に挟まっていないかまで見ます。乾電池駆動とアダプター駆動の両方で、同じ動作が出るかを確かめておくと、出荷後の違和感を減らせます。音が鳴るかだけでなく、鳴るまでの間と雑音の有無まで聞きます。連続でしばらく動かした後に熱を持たないかも、触れて確かめておくと安心です。
付属と梱包、点検の段
譜面台やカバー、説明書の有無、輸送中の型くずれを点検します。鍵盤の本数と電源の形式で、見る手間は機種ごとに変わってきます。機種と出荷の時期が固まり次第、見るところの優先順位を組みますので、その段を知らせてください。

















