ノートパソコンの外観検査
ノートパソコンは蓋と本体で傷と隙間を見る
開け閉めする面と、机に置く側とでは、傷の元も隙間の出方も違ってくる。外観の確認を二つの群に分けて拾い、光の当て方まで詰める読み方を整える。
蓋側の傷は光を変えて拾う
天面の鏡のような仕上げは、傷と凹みを先に呼び込む。同じ机の上でも、光の方向を少しずつ変えて傾け直すと、薄い跡まで姿を現す。読み落としの多い傷は、ほぼこの手の引き方で拾える。
丁番の動きが滑らかか、閉じた時に蓋と本体の間にできた隙が左右で均等かどうかも、蓋側の群で確認する。開閉を数回繰り返して揺れの出方を診るのが決まりである。
内側の面は画面と向かい合う位置にあり、埃の残りや磨き跡が付きやすい。光の当たりにくい面ほど、写真の角度を決めて二度撮りしておく。
本体側は項目が多い
キー配列の沈み、差込口の収まり、ネジ頭の跡、天板と底板の継ぎ目の凹凸。机に置く側は触られる機会が多い分、傷の意味も重くなる。縁の巻き上がりは爪を掛けて確かめる。
通電の確認は外観とは別の段である。今回の確認では目と手の届く範囲に限り、光沢のむらや貼り部の浮きまでを拾う順に話を絞る。
隙間は組立の成績表
隙間は組立精度の総合点のようなものだ。上下のケースの継目が均等な幅で回っていれば、内部の留めは安定している。目で見て幅の乱れを拾うのが初手で、細いゲージを差し込む確認は二段目である。
同じ型式でもロットの違う品で隙間が変わったなら、部品の調達先か成形の条件が動いた印である。数値の揺れとして記録に残すのが、第三者の目の置きどころである。
判定の線を引く
傷は、ある処理で消えるかどうかの線で等級を分ける。隙間は許容する幅を数値で言い表しておき、写真の角度を決め打ちして並べる。次と比較できる形に整った報告でなければ、判定の議論はかみ合わない。
保護フィルムの掛かり方や、梱包材の裏表まで外観に含める。購入者が最初に接する面は、出荷直前のこの段で決まる。
判定に迷う傷は、良品と横並びにして机に置くと差が出やすい。写真の枚数を揃えた記録を残しておくと、後から読み直す側も迷わない。
条件が動けば動きも変わる
もし生産の立ち上がりから見るなら、動き方もその分変わってくる。品目と台数、確認の段階、出荷の締め切りを置いてから照会すれば、答えの形も早く整う。
日付は出荷の締め切りと合わせて置けばよく、空く時間帯を押さえた確認の手配は早めに申し入れておくのが得策である。

















