ベトナム出張検品の進め方。費用の考え方と縫製品の検針まで
ベトナム出張検品の進め方と現地対応の実態
生産拠点をベトナムへ移す企業が増えるなか、現地での検品体制づくりが課題になっています。出張検品の依頼方法、費用の考え方、縫製品の検針まで、現場の視点で解説します。
なぜベトナム生産で検品が必要になるのか
ベトナムの縫製工場は近年レベルアップが著しい一方、工場ごとの管理水準にはまだ幅があります。日本側で完璧な仕様書を用意しても、縫い代の取り方、糸の調子、仕上げプレスの加減は現場任せになりやすく、気がつけばロット全体の品質が崩れているケースも少なくありません。中国本土だけでは足りず東南アジアへ生産を分散させる企業にとって、現地での検品体制はもはや必須の仕組みと言えます。
出張検品の基本的な流れ
依頼を受けたら、まず検品チェックリストとサンプル基準をすり合わせます。当日は検品員が指定工場へ赴き、生産済みロットに対して抜取検品または全数検品を実施します。海外生産の場合は工場での全品検品を組み、縫製物は縫製基準に沿った外観検査と検針検品を行います。不良が見つかった場合は、その場で修理や再検品につなげられるのが出張検品の強みです。中国本土に80箇所以上、東南アジアに26箇所以上の常駐体制を持ち、ベトナムの主要生産エリアにも迅速に手配できます。
費用の考え方:マンデイ単価
出張検品の費用は、検品員1人あたりのマンデイ単価が基本になります。検査員の人数、必要日数、製品カテゴリ、検査項目の複雑さによって所要マンデイは変わります。例えば複雑な縫製検査より、シンプルな雑貨の数量確認のほうが短時間で済みます。具体的な費用については、ロット数と検査範囲を確認したうえでご相談ください。人員を増やすと日程は短縮できますが、単価合計は増えるため、納期と予算のバランスを見て最適案を提案します。
縫製品に求められる検針と倉庫出荷管理
アパレルや雑貨を日本へ輸入する場合、折れた針の混入防止はほぼ必須の要件です。ベトナムの工場に検針機があっても、運用が形骸化していることもあるため、第三者が立ち会う検針検品には意味があります。さらに、検品済み商品の倉庫出荷管理を依頼する場合は、出荷時に再検品を行うこともできます。検品から出荷まで一連の流れを切らずに管理することで、検品後に入れ替わるリスクを遮断できます。
問題の早期発見が納期を守る
出張検品の真の価値は、不良の発見だけではありません。現地検品員が工場と直接やり取りできるため、縫製仕様の誤解や設備トラブルを早期に把握し、日本側の発注者へ即時にフィードバックできます。船積み予定が迫るなかで不良が判明しても、現地で手直しを進められれば納期への影響は最小限で抑えられます。ベトナムでの生産管理・検品・検針にお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

















