電子電器の出張検品、外観で足りる線と機能まで引く線を分ける
電子電器の出張検品は、受入の現場で線を二つに割る
電子電器を出張検品で受けるとき、最初に要るのは線引きです。外観で足りる線と、機能まで引く線に分けた上で、現場でどこまでやってどこから返すかを組みます。
受入の線は出荷の線ではない
入荷の段階で狙うのは、悪い品を在庫に入れないことです。出荷品質の目盛りまで出張検品で追う必要はなく、追いきれません。まずこのロットを受け入れるか差し戻すか、その一点の線を決めに現地へ行く。出張検品の設計は、この目的を明確にした分だけ軽くなります。
電子電器は、同じ不良でも表面に出る物と、電気を流して初めて出る物があります。二つを一つの流れに混ぜると、所要時間が読めません。
外観の抜き取り、引ける範囲
本体の傷、継ぎ目の段差、印字のずれ、端子の変形、付属の有無。ここは視線と指先で足りて、電源を入れずに仕入先へ返せます。外装箱のまま箱数の割付だけ受け、開ける箱はその日分の枠に留めます。
色や型が偏った引き方をすると、通った顔が薄く読めます。抜き取りでも母集団の輪郭を揃えて引く線が要ります。
機能の抜き取り、切る場所
通電は、立ち上がりと基本ボタンの動き、表示の出方まで。時間が掛かる連続試験や精度の実測は、受入後の工程へ返した方が結論が澄みます。出張の現場の役目は、動かない品を受入ゲートで止めることにあり、全項目を抱えることではありません。
静電気に弱い個体は、袋を頻繁に開けられません。保護を傷めない範囲で機能側の線を引き、それより内側は次の工程の判断へ託します。引く線が、守れる数を決めます。
当日の判定と連絡
受入で見つけた不良を、丸ごと返すか選んで受けるか、判断が迷うのが難所です。全数差し戻し、選別受入、次回注視の三段へ等級を分けて置き、件数と写真を添えれば、その日決められる連絡になります。
第三者が受入口に立って線を引く出張検品を、ヨシダ検品はこの位置で担います。後のクレームの芽を、今の時刻で刈り分ける仕事です。
次のロットへ渡す
同じ欠け方が三ロット続けば、作り手側の工程が定まっていない合図です。受入の記録を単発で終わらせず、欠点の順位に整えて次の初期確認へ返すと、見る場所が前倒しになります。
型が並ぶほど、その場で問われる判断は多くなります。検品票の項目は一枚に収め、重い三本だけを立てた流れが、現場では一番動きます。
現場で引く線は、機能の範囲と日数に連動して、動く人を変えます。受入台帳の様式があれば見せてください。外観と機能の分け方から組みます。

















