入荷と出荷の二関門で数量を突合、在庫を閉じる検品の組み方
入荷と出荷、二つの関門で数量を閉じる
受け取る口と出て行く口、二つの関門で数を揃えて初めて在庫は閉じます。入出荷検品を、数量の突合という輪を壊さない組み方から考えます。
受けと送り、二つの関門は別物
入荷と出荷は同じ数を数える作業に見えて、目的が違います。受け取る関門では、届いた物が送り状と合っているかを確定させます。送り出す関門では、発注へ応じて正しく出て行くかを確かめます。二つを一列に扱うと、どちらでずれたのか後から切り分けられません。
だから関門ごとに帳を分け、記号だけで互いを追える形にします。
到着時に数を確定させる
荷受けの段階で段ボールの数と中身の個数を数え、伝票と照らします。ここを曖昧に流すと、在庫に載った時点から実態と帳が離れます。破れた箱や濡れた箱はその場で別の置き場へ退け、開けて数を数える分を分けます。確定の一行をその日に書いておくと、後の追試が減ります。
受け取った個数を先に決めることが、出荷の数の物差しになります。
出す前に数を戻す
出荷の関門では、ピッキングした中身が注文と対応するかをもう一度数えます。入荷で確定した数から、どこを払い出しいくつ残ったかを辿れる形にしておくと、ずれたぶんが自ずと見えます。詰めの段で数を合わせると、遅れが表面化しません。
出す直前に数えるのは、信じないのではなく、輪を閉じるための確認です。
ずれた日の筋を辿る形
入荷と出荷の帳が噛み合わなければ、その日の動きを順に読み戻します。受け取った数を数え間違えたのか、別のロットへ混ざったのか、払い出しの伝票が抜けているのか。原因の位置を関門のどちらかに置ける形で記録しておくと、次回同じずれを未然に止められます。
数を合わせる仕事は、一個を探す作業ではなく、ずれの起こる段を潰す作業です。
閉じた在庫として残す
補修や検針を挟む品は、関門を越えるたびに数が動きやすい位置にあります。通し終えの印と数を同じ符丁で結んでおくと、在庫が閉じたまま出荷へ渡ります。受けから送りまでを一つの記号で追える形が、数量突合の狙いです。
ヨシダ検品では、入庫と出庫の二つの帳を同じ符丁で縫い、ずれた地点を毎日書き留める形で運用します。
荷受けと出荷の二つの列をどう束ねるか、その組み方で日数が傾きます。
入荷と出荷の両方の帳を突き合わせた表を預けてもらえれば、どの列で数がずれるか絞ります。

















