靴の出張検品と出荷前検品。実施タイミングとAQL基準を整理
靴の出張検品と出荷前検品(PSI)の実務
中国で仕入れた靴の品質が心配な場合の出張検品・出荷前検品について、実施タイミングやAQL基準、チェック項目など現場目線で整理しました。
靴の品質はなぜ現地で見極めるべきか
靴は型・サイズ・カラーの組み合わせが多く、生産も中国や東南アジアに分散しがちな商材です。中国で仕入れた商品について品質基準の相違が心配な場合、第三者検品会社へ検品を委託するのが得策とされています。理由は単純で、出荷前の最終ランダム検査である出荷前検品(PSI)なら、コンテナに乗る前のロット全体の品質水準を客観的に把握できるから。耐久性テストや接着不良の確認など、靴ならではのポイントを外さないチェックが求められます。実際のところ、到着後のクレーム対応は出張検品の比にならないほどコストが膨らみます。
AQLを軸にした抜取基準と2.5・4.0の使い分け
ヨシダ検品会社では抜取基準・許容品質レベルとしてANSI/ASQ Z1.4(AQL)を用います。検品サンプルは基準に従いランダムに選定するのが原則です。AQLは重大不良・主要不良・微少不良で水準を分けて設計しますが、ざっくり言えば一般消費財向けのAQL4.0より、AQL2.5のほうが許容不良が小さい厳しい基準という整理になります。日本向けアパレル・靴雑貨では、外観の主要不良に2.5を割り当て、微細な箱傷などを4.0に置くといった混合運用もしばしば。なお、出荷前検品はコンテナ積載予定日の少なくとも2営業日前に実施するのが推奨で、レポート看完後の出荷合否判断や工場との是正措置協議に十分な時間が確保できるためです。
出張検品の内容・依頼フロー・留意点
チェック項目は数量、外観、性能・機能、仕上がり、組み立て、付属品、材料、色・ロゴ、サイズ・寸法、重さ、アソートメント、カートン状態、バーコード、梱包・マーキング、荷印、倉庫の状態など多岐に及び、ご希望に応じたオーダーメイド検品も可能です。持込形の出張検品に加え、現地にて第三者の検品専門工場での全数検品を行う進め方も選べます。インライン検品・コンテナ積載監査・生産監査と組み合わせれば、生産から積込までの品質管理を一気通貫で押さえられるでしょう。費用は品目・拠点・検査方式で変動しますので、詳細はお気軽にご相談ください。

















