靴の検品工場の台割り:型・号数・色の分け方で一日の動きを決める
靴の検品工場、型と号数で台の割り方を変える
靴をまとめて見る工場では、机の並び方をどう決めるかで一日の動きが変わります。型と号数と色の分け方を軸に、検品の台の割り方を整理します。
何を口にするかで机が決まる
靴の検品工場では、最初の分け方で迷うことがよくあります。型ごとに集めるのか、号数のまとまりで寄せるのか、色の順に並べるのか。正解は出荷の口、つまり箱へ戻す単位にあります。一足単位で箱へ戻すロットなら色を揃えた机が速く、型を跨いで店へ出るロットなら型ごとの台が止まりません。
分け方は報告の形にも響きます。型ごとの不良の内訳を見たいなら、机の並びもその単位に寄せるのが自然です。
机の役割を分ける
外観を読む台、寸法を測る台、左右を組で確かめる台。役割を混ぜないことが、台の割り方の基本です。外観の机に測る道具を載せると、同じ一足を二度触ることになります。測る台では寸法の数値だけを書いてもらい、見た目の判定は前の机で済ませます。
補修の席は、どの台の隣に置くかで手戻りの回数が変わります。糸の始末程度なら近いほうが良く、底の張り替えを伴うなら離れた枠に寄せて一時置きにします。
検針と最終の台
靴で布や糸を扱う工程は、検針を最後の台に置きます。機械をくぐらせる位置を決めておかないと、通し終えた品とまだの品が同じ机に混ざります。感度の確認は一日の初めに済ませ、見本品を同じ机に置かない工夫をします。
箱詰めと封印を担う台は、検針の隣に置いて流れを途切れさせません。
型が増える日の段
型の数だけ見方が増えるのが靴です。甲の返りの硬さ、底の反り、飾りの位置。同じ工程を続けても、型が変われば重点は動きます。新しい型を初めて見る日は、台の並びを崩して立ち上げの段を入れたほうが、後の崩れは小さいものです。
型の数が固まる前では、見る点数も前後します。割り方が決まった時点で、台の枚数と人の数をこちらから組み直します。
並べ替える勇気
一日の途中で机の並びが合わないと気づくことは珍しくありません。昼に気づいたら午後の並びを換えます。この手戻りを許す運用にしておくと、夕方の残りが減ります。
靴の検品工場で迷いがちなのは、分け方の固定です。台の区切りは出荷の口に合わせ直してこそ、初めて意味を持ちます。

















