レーザープリンタは入荷後の初回試し刷りと用紙の通り方で不良を拾う
レーザープリンタは初物の試し刷りに、隠れた癖が出る
外装が整っていても、一枚も紙を通さなければ中身は読めません。レーザー機の検品は、入荷して最初の試し刷りと用紙の通り方に焦点を当て、印刷の不良を拾う列を組みます。
初物を刷るという判断
箱から出して外観だけ見て合格を出すのは、この品では危険です。印刷する機械の本性は、最初の一枚に表れます。決まった種類の紙に、濃い文書と薄い階調の両方を載せて刷り、出てきた像を基準の姿と読み合わせます。この初物の試し刷りを飛ばすと、組立の条件ズレが丸ごと出荷に乗ってしまいます。
筋と欠けと定着を読む
レーザー機の印刷不良は、決まった出方をするのが特徴です。用紙の進行方向に走る細い筋は部品の一局所の傷を、横幅に現れる薄い帯は消耗品の当たりムラを示します。文字の縁がボケるかすれは、像の載る範囲が狂っている合図です。指で擦って炭の粉が落ちるような定着不足は、置いた後に写る難として一段強く扱います。
一枚だけでは、それが癖なのか偶然なのか切り分けられません。同じ原稿を続けて数枚通し、筋の位置が紙に対して同じか、枚を経るうちに濃さが動くかを見ます。位置が紙の上で固定なら部品側の傷、ずれて現れるなら通り道の汚れです。この読み分けが、直しの手がかりを速めます。
用紙の通りと詰まり
紙を捉えて運び、排出口まで押し出す一連は、目視では見えません。厚手の紙と薄い紙を一枚ずつ通し、引き込みの滑らかさと、途中で斜めに寄らないかを確認します。かすかな引っ掛かりは詰まりの前兆で、音の高さでも判断できます。用紙の種類を変えて数枚ずつ通す列を置くと、届いてすぐ詰まる手応えの差が拾えます。
連続刷りと記録の残し
良い初物が出ても、連続で刷って濃さが保つかまで追います。数十枚通した後に、一枚目と最後の一枚を並べて比べると、安定の幅が読み取れます。確認できた不良は、現れた枚数と紙の位置を添えて写真に残し、同じ難がロット全体に並ぶ傾向があるかまで見ます。
試し刷りの枚数と用紙の種類で、見る深さは変わります。どこまで追うかを決めれば、かかる日数はおのずと立ってきます。
機種と刷らせたい紙の格好を先に教えてください。初物の一枚から筋を引きずる点検の段を、こちらから組みます。

















