ベビー玩具の出荷前検品は対象月齢の印字と部品の径、端の処理を同じ紙で照らす
ベビー向け玩具、月齢の印字と部品の径を同じ紙で照らす
口にする想定で設計される品は、対象の月齢と部品の大きさが食い違った瞬間に話が変わります。印字の三か所、小さな部品の径、端の処理を軸に、出荷前までの読み方を整理します。
対象の月齢は三か所で揃える
外箱の印刷、個包装の袋、下げ札。月齢の示し方は三か所にまたがって書かれます。同じ示し方が三つで違っている品は、店頭に並んだ時点で使い手の判断を狂わせます。照合は機械任せにせず、写した紙を三枚並べて読むのが確実です。
月齢の刻み方も問題になります。段階を細かく分ける品ほど、印字の意図と設計した部品の大きさが離れていきます。製造側が古い版を使い続けていないか、校了の日付を載せる欄まで確認の範囲に入れます。
筒に通る部品は小さい部類と見る
小さな部品は、決められた径の筒へ沈むかどうかで等級が変わります。沈んだ物は、口に入る大きさの部類として扱われます。摘まめる寸法か、ねじると外れるかまで見ると、設計の意図との差が読めます。
径の話は単体で完結しません。同じ部品でも台座へ留めた状態では抜けない品と、載っているだけの品では話が違うため、留めの構造を一行書いて残しておきます。
端と突起、口に入れる想定
成形の残り、バリ、尖った角。指でなぞって引っかかる位置は、口や頬に触れる前提で読み替えます。柔らかい部分ほど潰れた跡が残っており、押して戻らない箇所は成形条件の話として戻します。
耳や突起のように折れやすい出っ張りは、折れた後の姿まで添えます。先端が鋭く残り得る形なら、そこは見た目の欄ではなく安全側の欄に書かれます。
引きとねじりの掛かり、伸びる部品
布や樹脂の部品が本体から離れないかは、引いて確かめます。向ける方向を数分に分けて、外れれば落ちる品です。押さえたまま少し回す動きを足すと、接着と噛み留めの甘さが同時に出ます。
糸やリボンのように伸びるものは長さが命になります。輪にして指が入る長さは絞める方向に働くため、規程に書いた長さを測る列と、実際に引く列を分けて持ちます。混ざると判定が甘くなります。
立ち上がりの段階で拾う列
出来上がってからでは直せない在庫を減らすため、生産の立ち上がりに一度入ります。部品の支給状態と印字の版が揃った段階を見れば、同じ失敗が量産へ乗るかどうかが読めます。インラインで挟む位置は、箱詰めより手前に置きます。
見る幅は対象の月齢と部品の刻みで決まります。段階と品番の顔ぶれが紙に揃えば、通す本数の目盛りは立ちます。
印字と部品の径を一体で押さえたい場合は、承認済みの見本を一揃え台の脇に置いた列から始めます。

















