フィリピンでの抜取検品。AQL基準でロット品質を見積もる
フィリピンでの抜取検品|AQL基準でロット品質を正しく見積もる
フィリピンでの抜取検品は、ロット全体の品質レベルを効率よく推定する手法です。AQLの考え方から、検品後の補修・タグ付けまで、アパレル・雑貨の検品実務を解説します。
抜取検品で何がわかるのか
抜取検品は、ロットの中から規定数量のサンプルを抜き出し、不良の種類と数を数えて、ロット全体の品質レベルを推定する検査方法です。全数検品と比べると時間と費用を大きく抑えられるため、多数の工場へ発注する場合や、品質が安定してきたリピート取引で活躍します。ただし推定である以上、基準を曖昧にすると「合格のはずが不良だらけ」という事態になりかねません。そこで国際的な共通言語となるのがAQLです。
AQLをどう設定するか
ヨシダ検品は抜取検査基準および合格品質基準にANSI/ASQ Z1.4(AQL)を採用しています。この基準は、全ての製品をチェックせずにロットを受け入れるかを決定するために広く使われており、各国や国際標準化機構にも同等規格が存在します(BS6001、ABC105、ISO2859、DIN40080など)。ロットから検査する数量が明確に定められ、お客様から指定がない場合は許容できる不良品数も標準でご提案できます。デフォルトの検査水準はレベルIIです。重大不良・主要不良・軽微不良の三区分で許容数を決めるのが一般的な運用です。
フィリピンでの検品環境と実施の流れ
フィリピンを含む東南アジアの生産地では、生産スケジュールの遅れや熟練度の差で、ロット内の品質ばらつきが大きくなりがちです。ヨシダ検品(HQTS.JP)はアジア全域の第三者検品会社として、正規採用の検品員のみを雇用し、現地工場へ出張して抜取検品を実施します。アパレル製品各種、靴、バッグ、雑貨等について、縫製不良・生地不良、汚れ、傷、付属品、ネーム類、寸法不良、後始末といった細かな項目をご要望に応じて確認し、ハシマ社製検針機と最新2方向透過式のX線検査機を駆使して細かな異物も発見します。
検品後の補修と加工も一手に
検品時に発見した不良は、その場で補修・格上げが可能です。縫製工場勤務の経験者が各種縫製不良の修理、釦付け、ファスナー交換、生地不良の対応を確かな技術で行い、全体に汚れのあるものは専用機と専用薬剤でシミを落とします。さらに、各種ネームの取付、タグの付替え、値札の取り付け、たたみ直し、パッケージ作業まで承ります。品質表示発行機を所有しているため、日本国内販売用の品質表示タグの作成にも対応です。
レポートで次回につなげる
検品結果は不良の分類・写真・傾向分析付きでレポート化し、工場への改善指示や次回の検品基準の見直しに活用できます。まずはロット内容と希望スケジュールをお聞かせください。費用についてはご相談ください。

















