こたつ布団カバーの検品は掛けた姿から:柄の取りまわしと投入口の収まりを見る
こたつ布団カバーは、単体で掛けた姿から受け取る
カバーは、掛け込んで初めて顔が出る品です。四つ回りの柄の取りまわし、布団を滑り込ませる投入口の収まり、ジッパー縫いの始末。単体として受け止める列の置き方を組みます。
柄合わせは、掛けた四面で追う
平置きで揃って見えても、掛けた途端に柄は遠ざかります。天面から前後、両袖までの四面で、筋の段数と絵の居場所が同じ取りまわしになっているかを見ます。手本の写しから対応表を作っておくと、一枚ごとの照合が速くなります。
筋もので揃えるのは段の数、絵ものなら中心の位置。揃える針を品ごとに決めておくと、班の目が高くなります。
畳んだ状態の写真でも筋は追えますが、掛けた後の見え方は布の重みで変わるため、実物を掛ける段まで引合の紙に入れておきます。
投入口は、角と開きの見送り
布団を滑り込ませる口は、開きの幅と角の受け方で決まります。布の届かない角が残れば中が見え、寄せ過ぎれば口が狭くなる。留めの金具と縫い目の重なりも追う行です。
掛け外しを何度か繰り返すと、布の動きと金具始末の癖が出ます。口の縁の補強の縫い目は力を集める箇所なので、目の詰まりとほつれを、押して確かめます。
ジッパー縫い目は、閉じた姿で揃うか
開いた状態で歯並びを追う列と、閉めた姿を追う列は分けます。左右の布の寄りがずれていれば、閉じた時に口元が歪みます。歯のかみ合いの段差、布が持ち上がる癖、留め位置の収まりまで見ます。
縫い目の波打ちは、生地の送り方と金具始末の甘さから出ます。回す段は同じ条件で揃えるのが原則です。
サイズ合わせは、四隅の受けから
掛けた姿は、四隅の受けと辺の長さの揃いで決まります。測る点と、生地の目の取り方で伸びの出る位置が変わるため、測定の起点を先に決めます。
表記の大きさと実物の収まりが離れていれば、掛かった先で不満になります。
印字と実物の差が同じ方向へ寄っているロットは、型の設定そのものを疑う行になります。一枚ずつ数値を残しておくと、この傾向を追う列へ早変わりします。
受けの段の厚み
受けの深さは、図案の段数と口の形、ファスナー仕様の数で傾きます。掛け回りの展開図と投入口の寸法書き、金具の実物を、依頼票の袋に入れて返してください。列はその三点から立ちます。

















