ままごとセットの初期検品は揃いが鍵:部品構成を確かめる確認表づくり
ままごと遊びのセットは、揃って遊べるかで合否が決まる
ままごとごっこ遊びの玩具は、小さな道具が組みでそろって初めて成立する品です。初期検品では、部品の構成がすべて揃っているかを確かめる確認表づくりが中心になります。
セット品の難しさ
ままごと遊びの玩具は、鍋や皿、調理の道具といった小物が一つのセットになって初めて遊べます。一つでも欠けると遊びの筋が通らず、買い手の不満は本体の美しさより先に、欠けた部品へ向かいます。量産の最初の山を確かめる初期検品では、部品の一つ一つの出来とともに、構成の揃いそのものを検査の対象にする必要があります。
構成表を最初に固める
検品の入り口は、何がいくつ入るべきかを書いた構成表を作ることです。絵や写真が載る販売用の表記を写すのではなく、部品の名前、数量、色や形の区分まで実物に即して書き下ろします。構成表が曖昧だと、検品員ごとに数える範囲が変わり、漏れが検査の側から生まれます。初期の段階では設計変更で部品が増減しているケースもあるため、設計部門の確認を通した最新の表を使います。
小物の数え方と確認
小物が多いセットでは、袋単位、トレイ単位で区切って数える方式が効きます。全部を広げて一気に数えるより、区切りのごとに数を記録するほうが、不足が起きた場所を特定できます。食器のような成形品は、色違いの混入、形の歪み、バリの残りを数えるついでに確かめます。同じ形で色だけ違う部品が同居するセットでは、色ごとの数の過不足が典型的な不良なので、色別の欄を確認表に設けます。
欠けたときの管理
欠けが見つかったセットは、その場で箱を閉じず、不足の内容を記した札を付けて補充の列へ回します。補充が済んだら、そのセットについて構成表との照合を最初からやり直します。一部分だけを確認して戻すと、補充の過ちで別の部品が抜ける二重の欠けが起こります。欠けの記録は、どの部品にどの程度の割合で起きているかを集計できる形で残し、詰め工程への指摘に使います。
遊び方の紙面との照合
セットには、遊び方を示す紙面が添うことがあります。入っているかだけでなく、部品の絵と実物の対応が取れているか、示された部品数が実物と合うかまで確かめます。紙面と実物の食い違いは、届いた後に遊べない不満と同じ性質を持つからです。初期検品でこの種の齟齬を見つけると、量産が本格化する前の修正が間に合います。セットの外箱の強度と、小物を保持する仕切りの収まりも、ばらけによる紛失を防ぐ観点から見ておきます。
確認表の項目数とセットの規模に応じて作業の量が変わるため、まず構成表を拝見して概算をご提示します。
セットの構成表と出荷時期の見通しを送っていただければ、欠けを拾う確認表の形から整えます。

















