届いて直後に測り直す第三者再測:出荷前の寸法と到着した実物の違いを見る
届いて直後に測り直す、日本基準の第三者再測
出荷前で通した寸法も、届いて開ければまた別の実物です。到着直後に第三者として測り直す意義を、現場の動きで追います。
箱を開けた直後に測る理由
出荷前に合格へ押した印は、その時点の姿です。梱包の圧で形は寄るし、輸送の揺れで端は返ります。だから届いて最初の箱を開けた直後に、代表を数枚だけ机へ載せて測ります。早さの理由は、この時点が最も工場側の姿に近いからです。棚へ入れてからでは、動いたのか崩れたのかの切り分けが付きません。
開けた瞬間の写真も一枚残します。日付と号数を写し込めば、後から同じ箱を二度疑わずに済みます。
輸送で動く寸法
崩れには癖があります。肩は寄って巾が読みづらくなる、折れた袖は山が残る、積みの下は箱の角で跡が付く。出荷前の列で通った品が、届いた途端に別の数を出す箇所は、この辺りに集中します。動く前提で測り直すと、どの寸法が信頼できて、どの寸法は参考になるかが見えてきます。全部を同じ重みで扱わないのが再測のコツです。
厚手の布は折り筋が戻るまで時間がかかるため、開けてすぐと、半日置いてからの二度に分けると、定寸が読めます。
日本側の物差しで読み直す
作り手の現場と、売り場の受け取り側では、同じ数値でも見る地点が違います。第三者として立ちは、どちら側の目盛りで読むかを明らかに置けることです。日本向けの表示基準に寄った読み方をしておくと、店頭に並ぶ場面で問題になる箇所から拾えます。基準の解釈が現場でぶれた時は、その旨を報告に一行書きます。書かないぶれは、次のロットで同じ顔をして現れます。
中立に測る意義は、都合のいい側へ数値を寄せずに済む点へ集まります。
再測の重みを揃える
再測に置く手間は、届く本数と号数の幅、見る行の密度で変わります。到着の日と開ける箱の数が紙に揃えば、必要な目は自然に決まります。
ヨシダ検品では、届いた日のうちに代表を開き、出荷前の数と同じ目盛りで突き返します。開梱の時刻と号数の表が来れば、その日から再測の列に立てます。再測は箱を開けた順番も揃えます。取り出す向きがずれると、見落とす項目が人ごとに変わってしまいます。

















