品質管理の費用 ヨシダでの相談
品質管理に投じる分と、ミスの減り方の天秤
品質にかける手間には、投じる分と減る分の見合いがあります。見る列を増やせば不良は手前で止まりますが、かけ過ぎれば別の出費になります。品質管理への投入を、損得の目線でどこに置くかを整理します。
天秤の両側
品質にかける手間は、増やした分だけ拾える列が増えます。外観の枚数を寄せれば傷は前に出て、出荷を止める前に処理できます。ただ投入には別の出費が付き、何もかも全数にすれば日程と手間が膨らみます。天秤の片側は拾えた不良、もう片側はかけた段です。
最適解は品によって違うため、一律の答えは出せません。効かせる場所を選ぶ判断が要ります。
ミスはどこで減るか
不良を減らす効きは、発見の地点で大きく変わります。手前で拾えばその場で終わり、出荷へ近づくほど剥がして戻す手間が積み上がります。だから投じる量を、浅い段へ寄せるほど減り方が良くなります。同じ一単位でも、置く場所が違えば効きが違います。
後で直すほうが高く付く品か、先で止めるほど軽く済む品か。この見極めが、投入の位置を決めます。
見る列の置き場所
何を見たいかを決めてから、そこに列を集中させると、無駄な出費を削れます。全数でしか拾えない表示の狂いと、抜取で足りる外観のムラは、同じ重さにできません。重要度の高い列へ投じて、他は推定で受けると、天秤が前へ傾きます。
中立の目を入れておく価値も、この損得で読めます。自前の見合わせでは甘くなる判定が、外から加わる線によって揺れを抑えます。
判断の単位
投じる分と減る分は、ロット一個あたり、出荷一回あたりの粒度で揃えると比べやすくなります。単位がばらつくと、かけた総量だけが残って効果が読めません。
ヨシダ検品では、品目の重要度と日数を見比べの紙面に並べ、どこに列を寄せるかを依頼元と決める進め方にしています。
見る列をどこまで厚く積むかで、投じる分と減る分の見合いが変わります。品目と本数、現場の日程を並べてください。
天秤は、品と工程の顔が見えて初めて傾きます。想定する対象と時期を机へ広げれば、案を返します。

















