インドの抜取検品、見本の引き方と検査後のロット復元
インドの抜き取り検品は引き方とロットへの復元まで
抜き取り検品の信頼性は、見本をどう引くかと検品の後にどう戻すかで決まる。インドの工場での抜き取りの作法と、検査後のロット復元までを現場の段取りとして記す。
積みの形から始める
インドの工場に着いたら、出荷予定のケースをどう積んでいるかから眺める。どの段のどこに同じ品番、同じ色番が入るか。検品は積まれ方の把握から始まる。段ごとに品番の札が掛かっていれば助かるが、当て外れの箱も出てくる。そのすれ違い自体を書き残す。
積みとロットの対応が分かれば、引く位置が自然と見えてくる。見ずに引いた見本は、後で元の場所へ戻せなくなる。
抜き取るきまり
上段だけを見るのが人情だが、偏った引き方は見本の意味を失わせる。段と箱の奥まで手を伸ばし、引くケースの番号は開始時のきまりで決める。AQLの打ち合わせがあればその紙に倣う。
色や柄が分かれるロットでは、色番ごとに枚数を配る。判定は引いた一枚に付けるものではなく、ロット全体の合否に付ける。端数が切りの良い数字にならない場所でも、きまりどおりに引く。
引き終えたら、どの箱を開けたかをその場で紙に落とす。後から引いた場所を探すのは、抜き取りをもう一度やるのと同じ手間になる。
検品中の印
引いた品がどの段のどこ出身か、番号と位置で残す。ケースを開けた時の並びは写真に撮って置く。開口部の糊の貼り位置まで写しておく。
この記録がないと、見本を元の場所へ戻す段取りが当てずっぽうになる。インドの現場で出荷準備が進むほど、復元の乱れは次の工程で露見する。報告書の信頼性まで変わってくる。
復元と箱の締め直し
見て終わった品を元の位置へ押し戻し、向きと並びを合わせる。開けたケースのテープは新しいものへ張り替え、外装箱の表示と数量を復元する。
封じ直しのテープは元の向きに添って張る。乱れは第三者の目にも、受け取り手の目にも残る。元通りになって初めて、出荷前検品は完結する。抜き取りは引いて終わりではなく、戻すところまでが検品だ。
ロットの形と日程
いつどれだけを引き、どう戻すかは、ロットの大きさと箱の単位で変わる。インドで積む段取りは出荷日と現場の人数で動く。そこを一緒に分解してみれば、必要な人員と日数の筋が見える。
積みの図と出荷日が見えた状態で、引いて戻す手配は一度の線で描きます。

















