検針機の種類とAQL抜取検査の基礎:コンベア・X線・ハンディの使い分け
中国・東南アジアでの検針とAQL抜取検査:日系標準で行う全数検品の考え方
検針機にはコンベア式、X線式、ハンディ式があり、感度設定と使い分けが品質を左右します。検針の種類と、AQLに基づく抜取検査の基礎を解説します。
検針の主な種類と使い分け
アパレル検品で最初に押さえたいのが、検針機には三つの形があるということです。最も一般的なのはコンベア式検針機で、製品をベルトに乗せて磁気センサーを通します。大量処理に向いており、通常は直径1.0ミリの鉄球に反応する感度で運用します。次にX線検査機です。金属ボタンやファスナー、スタッズが付いた製品は磁気式では誤反応するため、内部を透過画像で確認します。非磁性金属であるアルミやステンレスの混入も発見できるのが強みです。三つ目はハンド検針機で、コンベアで反応が出た際に針の位置を特定する補助的に使います。薄い布製品や特殊な形状の立体物は、ハンディで裏表、さまざまな角度から入念に確認します。
感度管理が検針の信頼性を決める
同じ検針機でも、日々の感度調整と記録がきちんとしているかで、検針後の品質は大きく変わります。試験片を使った感度確認を作業の前後に実施し、異常があれば機械を止めて調整する。この地道な管理を日本と同等の基準で行うかどうかが、海外での検針委託の成否を分けます。中国・東南アジアの拠点では、青島、上海、東莞、温州、厦門、義烏、ホーチミン、ガジプール、プノンペンなどでX線検査に対応し、持込検針から出張検針、監督検針までメニューを揃えています。
AQL抜取検査の基礎
ヨシダ検品会社は抜取検査基準および合格品質基準にANSI/ASQ Z1 4-2008(AQL)を採用しています。これは全数をチェックせずにロットの受け入れ可否を決めるために広く使われている規格で、各国の規格にも同種のものが存在します。ロットの中から検査する数量が表で明確になり、お客様からの指定がなければ許容できる不良品数も提案できます。デフォルトの検査水準はレベルIIです。全数検品では、この抜取基準とは別に、一件一件を仕様書どおりに確認する形になりますので、両者の使い分けもご相談時に整理します。
組み合わせ方の例
よくある構成は、縫製後の全数検品+全数検針、出荷前のAQL抜取り検査という組み合わせです。量産の途中で傾向をつかみ、出荷判定は抜取りで確定させる流れにすれば、品質とコストの両立がしやすくなります。検針・検品の実施地域やロット規模をお知らせください。費用についてはご相談ください。協力関係についてご相談されたい場合は、ご連絡ください。

















