ベッドとマットレスの検品は枠の反りとスプリングの芯を、出荷前に別の列で確かめる
ベッドまわりの検品、枠の反りとスプリングの芯で読む
ベッドとマットレスの検品では、枠の反りと、寝心地を支えるスプリングの芯。この二つは届いてから症状が出やすいため、出荷前の現場で別々の列に分けて確かめます。
枠の反りは平面で読む
枠の反りは、平らな床に置いて初めて姿を出します。四隅が着くか、片方だけ浮くか。浮きの大きさは隙間に差し込む紙の枚数でも拾えますが、残すなら写真と並べて一枚の記録に載せます。縦の桟と横の桟で反りの向きが違うことがあり、一方向だけの確認では見逃します。
反りは木の乾き方で進むこともあるため、梱包から出した直後と、数時間置いた後の二回で見るのが確実です。初期に大きく反れた枠は、同じ日に入った仲間を厚く開けます。
スプリングの芯は手と耳で
マットレスの中のスプリングは、表からは見えません。確かめる手がかりは、押したときの手応えと、押した後の戻り、そして音です。芯の入っていない列は、押した瞬間に周りと違う柔らかさがあり、指で追うと境界が分かります。
線が切れたり繋ぎが外れたりしている場所は、寝返りのたびに軋みとして耳に届きます。面の全体を手で撫でるように押して、音の変わる位置を記録に残します。芯の密度が仕様と違う場合は、承認の見本の状態と突き合わせます。
縁の縫製と中材の寄り
スプリングを囲う縁の縫いは、芯の位置を保つ役目を持っています。縫い目が飛んでいると、芯が端へ寄り、面の高さが不揃いになります。縁を一周して、目の揃いと糸の緩みを確かめます。
中材の寄りは、平らに寝かせて表面の高低を手で読みます。片側だけ厚く感じる品は、中に入れる段階の配り方に癖があります。寄りは時間で増える性質があるため、寝かせてから読むまでの時間も揃えておきます。
反りと芯を同じ紙に載せる
枠の列とマットレスの列は手順が別物ですが、判定は同じ用紙に載せた方が後の話が速くなります。届いた先の苦情は、枠の反りと芯の軋みが混ざって語られることが多いため、出荷前に二つの列の記録を並べておくと、原因の切り分けが一日で済みます。
人数と日取りが固まれば、つぎの行で掛け目の見当も並べられます。骨組みの型と芯の種類を書いた一行が、現場の初手を支えます。

















