冷暖房器具の外観検査、面板・ボタン・天面の項目表から組む
冷暖房器具は面板・ボタン・天面に割って項目表を積む
冷暖房器具の品質検査では、動きを試す列に入る前に、外観と構造の項目立てが要ります。面板の継ぎ、ボタンのガタ、天面の仕上げ。この品の顔になる四つの面から、項目表の組み方を示します。
正面を割る
冷暖房器具の第一印象は面板に集まります。継ぎ目の隙間の広がり、合わせ段差の高低、バリのかかり、成型色の均一さ。曲面を帯びた面板は、中心だけを見ると隙間の判定が甘くなります。四隅から順に指を滑らせ、終わりで中心へ戻る。読む順を決めた列だけが、人による差を抑えます。
吹出口の格子も正面の内側です。ピッチの揃いと、曲がった羽根の残り。引っ掛けて開く部品は、片側だけの留まりが隙間になって顔に出ます。
操作部、ガタと手応え
ボタンは戻りとガラの二つで読みます。緩すぎれば指が迷い、硬すぎれば押さえ損ねが生じます。同じ型のボタンを何回か繰り返し、作業の中ほどで手触りが変わる個体を拾う列にします。
文字盤の傾き、目盛り印字のかすれもこの段です。単位や記号の印刷が半分溶けた品は、性能以前に使い手で詰まります。印字は離れて読める距離で確認し、覗き込んで通す列は組みません。
天面の仕上げ
上から見える面であると同時に、持ち運びで最初に掌が乗るのが天面です。面板の打痕、寄りの筋、縁の色の薄れ。取手の足元だけ、他の面と持ち方が違うので、そこは専用の読み所に置きます。
積み重ねる品は、天面が下の箱の受け面にもなります。滑り止めの収まりと、塵よけカバーの継ぎまで天面の列に含めると、保管後の顔が守れます。
継ぎと脚、見えない接地面
側板の合わせには、ネジ頭の並びと浮きが出ます。表側だけで判断せず、裏に回ってシールの位置、切り口のバリまでなぞります。脚とキャスターは、平らな台に置いた時の四隅のつり合いで読み、長短の判断は水平の取り方で差が出ます。
少し押してぐらつけば、組みの癖として工程へ返す行になります。接地面の欠陥は稼働の確認で音として顔を出す前に、構造の段で刈っておきます。
項目表の運用
割った項目は、面ごとに一枚へ落とします。正面、上面、側面、底面。傷・隙間・ガタの三等級で固定すると、現場のさじ加減が生まれません。型ごとに違うのは面板の形だけなら、書き換える行を差し替える形にしておくと、次のロットで作り直しが要りません。
冷暖房器具の項目分解は、ヨシダ検品では外観検査の紙として積み、見る順そのものを資産にします。項目表の行が増えるほど、列が走る日数はその合計に追従します。本体の分解図の表紙を一枚送ってもらえれば、面の割り方から整えます。

















