電球の第三者検品は点けた直後の光と口金まわり、初期の姿に絞って確認する
電球の第三者検品、フィラメントと口金は初期で見る
照明の持ち味の崩れは、出荷前まで待ってからでは拾い直せません。点けた直後の光り方と口金まわりの初期の姿に絞った確認列を組みます。
点けた直後の数秒
フィラメントは立ち上がりの光り方に癖が出ます。均一に灯らず一部だけ遅れて明るくなる、輪郭が揺れる、点くまでに時間がかかる。落ち着いてから見れば同じ光でも、初期の数秒はその差を写します。列には必ず点けた瞬間を撮る段を置きます。
二度点けて同じ位置で鈍るなら、個体というより組み付けの寄りを見ます。一度だけ出て消えるものは別枠として残します。
口金はねじりから読む
口金は、ねじりの方向から見て初めて分かる崩れがあります。ねじ目の山が潰れている、縁がわずかに開いている、金属の表面に擦れた跡が残る。指で触れても読めない深さの傷は、拡大した写しで確かめます。
口金と本体の接着際は傾きの出やすい箇所です。平らな机へ立てて倒れ方の向きを揃えると、同じロット内の偏りが読みやすくなります。
並べて初めて出る差
一つだけ見れば均一に見える光も、同じロットを三つ並べた瞬間に差が出ます。個体自体の不出来とロット寄りの偏りでは戻し先が違います。初期列では必ず並べて置いて照らす段にします。三つで読めなければ五つへ増やして確かめます。
明るさと色の向きを比べる机は、光の条件を固定した一枚の写しを基準にします。人ごとに部屋の明るさを変えると、比較の土台が消えます。
点けたまま置く時間
数分つけたまま置くと、熱の回り方で別の顔が出る場合があります。箱へ戻してからの冷えまで加えると列は長くなるため、どこまで載せるかは、初期に何を潰すかで見定めます。
球を扱う列は、素手で触った跡が残るだけで寿命の読みが変わります。布越しに持つ運用を先に決めて揃えておけば、合否の揺らぎは目に見えて減ります。
口金の裏側にある出っ張りは、器へ差し込んだときにだけ姿を出します。見た目の合否と取り付けの合いは別々の欄に分けて書き、届く先でどちらの話かを迷わせない形にしておきます。
初期に載せる範囲
口金の型が何種類並ぶかで、列の長さと人が動く日数は前後します。種類と本数を並べた表があれば、その表の上で費用の線も一緒に引けます。
口金と球の型は二行で構いません。紙に写った状態が手元にあれば、列の形はそこへ落とせます。

















