広州工場監査の基礎知識:サプライヤー評価から工程内検査、AQL抜取までを整理
広州工場の監査を依頼する際に知っておきたい基礎知識
広州工場の監査は、広州地域の生産能力と環境基準を把握するための有効な手段です。取引前のサプライヤー評価から工程内検査まで、監査と検品の種類、AQLに基づく抜取検査の考え方を中心に解説します。
工場監査の目的は「リスクの先読み」
中国で仕入れた商品の品質基準に相違があるのではないかと不安になる方は少なくありません。工場監査は、そうした不安を客観的なデータに変える作業です。作業工程やメンテナンス記録にばらつきがあれば品質を一定に保つことはできませんし、不良品の保管方法が雑であれば出荷品に異物混入が起きる可能性も高まります。第三者による工場監査を実施すると、改善すべきポイントが明確になります。大切なのは問題点の指摘だけでなく、工場側が発生した問題にどう向き合っているかも評価対象とすることです。
監査の種類と期待できる効果
監査には大きく分けて、お客様に代わる工場調査・監査代行、新規取引先の選定監査、既存取引先の定期監査、不具合発生時点の監査代行という四つの形があります。期待できる効果は多方面に及びます。中国や東南アジアへの出張費用と時間を節約できること、製造品質面・環境面のリスクを初期段階で最小化できること、サプライヤー選定時の優先順位づけに活用できること、そして定期監査によって製品とサプライヤーの質を維持し不具合を未然防止できることです。広州は製造業の集積地であり、工場ごとの格差も大きいため、取引前の監査は特に効果的です。
工程内で行うインライン検品(DPI)
監査と並んで活用したいのがインライン検品です。発注量の10%以上が完了した時点で実施する工程内検査であり、生産の早い段階で問題を発見できるため、修正に多くの時間を割けます。生産がスケジュールどおり進行しているかの確認にも役立ちます。通常は生産進捗が10%~60%の間で行われ、検品対象のサンプルは国際基準に従ってランダムに選択されます。ヨシダ検品ではANSI/ASQ Z1.4に基づくAQLを抜取基準および許容可能な品質レベルとして採用しています。
インライン検品で確認する項目
数量、生産ラインの状況、生産スケジュール、外観、性能・機能、仕上がり、組み立て、付属品、材料、色・ロゴ、サイズ・寸法、重さ、アソートメント、カートン状態、バーコード、梱包・マーキング、荷印、倉庫の状態などが主な確認項目です。これ以外にもお客様のご要望に応じてオーダーメイドの検品を実施できます。監査と検品を組み合わせれば、工場の「体質」と「出来栄え」の両面を押さえられます。広州エリアでの工場監査をお考えの際は、お気軽にお声がけください。

















