オフィス家具の検品、ガス圧シリンダーとキャスターに荷重を掛ける
オフィス家具は、ガス圧シリンダーとキャスターの荷重から詰める
机の上の外観だけでは、オフィス家具の出来ばえは決まりません。座って重さをかけた時に動く部分、昇降の筒と車輪を軸に、負荷を掛ける列を組みます。
荷重を掛けてから読む
椅子やキャスター付きの収納は、載せない状態と載せた状態で姿が変わります。空の時には滑っていた車輪も、体重が乗ると方向を殺します。外観の艶や継ぎの整いとは別列に、重さを加えてからの作動を置くのがオフィス家具の要点です。座面の沈み込み、背もたれの返り、脚の開き。力をかけた時にどこが軋むかを、一台ずつ試す順にします。
机に伏せて測る項目と、起して乗せて見る項目を紙で分けておくと、判定が揺れません。
昇降の筒が保持するか
ガス圧のシリンダーは、高さを動かし、留めた位置を維持できるかで価値が決まります。レバーを引いて上がるか、押しで下がるか、途中で手を離しても落ちないか。沈まずとも微かに下がる個体は、使ってから不満として出ます。数段刻んで位置を試し、留まりの確かり方を目盛りで残します。音や振動の異変も、この段で拾います。
筒の効きは抜取で引き、留めの不良は疑いのある個体を厚く見るなど、密度の置き方を決めて列にします。
車輪の転がりと床面
キャスターは転がりの均一さと、留め金の掛かり、軸への巻糸の残りを見ます。片輪だけ抵抗が大きい、特定の向きでガタが付く、といった癖は机上では出ません。台を押し引きする動作を試験に組み、フローリング向けの面と硬い床向けの面の違いも併せて読みます。回転の軸に異物が食い込めば、そこで転がりが止まります。
車輪の数は一台ごとに多く、ここを数え落とすと出荷後の交換になります。
組み立ての完成度を締める
ボルトの締まり、カバーの噛み、脚と天板の合わせ目。オフィス家具は現場で組み上げる品なので、六角の甘締めや部品の左右違いが実使用で効いてきます。説明書の段を追って組み上げ、天地や対称の寸を測り返します。日本向けの表示の枠に添って、耐荷重や取扱いの示し方が欠けていないかも読みます。分解と梱包の順まで整えば、届いてからの手戻りが減ります。
シリンダーと車輪の実働を見るかで、一台に掛ける手は違ってきます。
負荷をかける段の数と脚色を決めれば、日数と人数も置いていきます。

















