サプライヤーおよび海外検査の推奨オプション:繊維生地検査会社および機関への推奨事項
生地の検査項目を物差しにして検査会社を見分ける
繊維生地の検査先を選ぶとき、会社の名前や規模よりも先に立つのが、自社の生地が何を確認されるべきかという項目表です。色の堅牢さ、洗濯による縮み、組成の表示。この三つの軸で相手先の対応力を測る方法を整理します。
先に自社側の項目表を作る
検査会社を選び始める前に、自社の生地が抱える課題を項目の形に書き出します。色あせが心配なのか、洗った後の縮みが問題になったのか、表示の内容と実測が合うか。困った経験の順に並べたその表が、相手先を測る物差しになります。項目表なしに会社を見ると、対応の広さだけが目に付いて、自分の生地に効く検査がどこまで入っているかがぼやけます。
色堅牢度で設備と日数を確かめる
染色した生地の要となる色堅牢度は、洗濯や摩擦、汗、光に分けて試験されます。検査会社に問い合わせるときは、この各種試験を自社の設備で行うのか、外部に委ねるのかを確かめます。設備を抱えているかどうかは、結果が出るまでの日数と、追加で発生する手配の有無にそのまま響きます。生地の色数が多いなら、色違いごとの試験がいくつ必要になるかも、この段階で数えておきます。
洗濯収縮は再測定の仕方まで聞く
洗濯による縮みの試験では、洗う前後で同じ箇所を測って差を読むのが基本です。問い合わせ時に確認したいのは、洗濯の条件をどう設定するか、測定箇所をいくつ取るか、縮みの数字を報告書のどこにどう記載するか。縫製後の品であれば、生地単独か製品のままかでも結果の読み方が変わるため、自分の品がどちらの形で試されるかを言葉で確かめておきます。日数が掛かる試験ほど、条件のすり違いは後からのやり直しを生みます。
組成表示は実測と突き合わせる
日本向けの生地では、繊維の混用率を表す表示が実態と一致している必要があります。検査会社には、組成の試験を依頼できるか、試験結果と縫い付けた表示の記載を見比べる確認まで含むのかを聞きます。混用率の試験は設備と手間が要るため、この項目の対応の有無は、相手先の繊維分野への入り込み具合を映す指標にもなります。
報告の形で最後を選ぶ
項目の対応可否が揃ったら、最後は報告書の形で比べます。写真と数値が並ぶ様式か、判定の根拠が追える記載か、日本語で読めるか。試験の数字だけが羅列され、生地のどの部分をどう測ったかが分からない報告では、先方との交渉の材料にできません。ヨシダ検品は、こうした項目表の作成段階からの相談にも応じます。生地の点数と報告が必要になる期日を添えて問い合わせてもらえれば、必要な試験の組み合わせから一緒に組み直します。

















