工場の品質保証委託 ヨシダ検品での相談
品質保証は役割の紙から——作る側と見る側の分担表
工場の品質保証は、誰が何を見ると書いた紙があるかどうかで持ちこたえ方が変わります。作る側の工程と見る側の点検を、役割分担の表として残す形をまとめます。責任の所在を紙へ落とすと、異常の日の動きが揃います。
頭の中で揃った分工は消える
現場では長年の勘で役割が決まっています。人が動いた朝に、そのまま消える。口伝えの分工は新任には引き継げません。品質の責任を紙へ落とすとは、誰が判定し、誰が戻し、誰が通すかを名前の横に書くことです。表にしていれば、人が替わっても列は残り、教育の手も短くなります。
表の列の置き方
工程を縦に並べ、見る立場を横に置くのが読まれる型です。受け入れ、初品、中間、出荷の四行に、作る側の自検、管理する側の確認、外部の第三者の点検を載せます。どのマスで印を押せるかを定め、印を押せる人が二人以上いるマスは潰しておく。責任が二重に写っている行は、後の揉め事の種になります。
表の余白には、その行で何を見るのかを一行残します。行と行の間に看点が書かれていれば、読み手が迷いません。
止める権限を書き込む
この紙で難しいのは、進める人より止める人の指定です。異常を見つけた者が流れを止められるか、止めたときに誰が承認するのか。書き手がいない止め方は実行されません。責任の所在が曖昧なまま不良が次の工程へ進む日は、だいたいこの列が空白です。
止めたあとの戻し方も紙に残します。確認を経て再開するのか、作り直すのか。分岐を書いておくと、当日の判断が速くなります。
記録の持ち方を先に決める
判定が動いた行には、日付と名前、件数、撮った写真の番号が残ります。集計の形を先に決めると、偏りのある工程が読みやすくなる。作る側と見る側の会話も、感情ではなくこの紙の上で行われます。受け取り側で読まれる表記の決まりも一行として作る側の責任に置いておくと、札の書き直しといった後工程からの報告が止まります。
外部の目を入れて生かす
第三者の検品は、この表の空白を訪ねて来ます。誰の持ち物でもない工程が残っていれば、そこが不良の通り道になるからです。ヨシダ検品が結果を返す場面でも、判定の欄に誰の名前が入っているかを踏まえて読むと、直しの当て方が一段具体的になります。外の目は、分工の紙がある工場ほど速く効きます。
分担の行が増えるほど動き方は変わります。役割の書き方を先に決めれば、必要な分だけ揃えられます。
紙に落とすところから始めたい場合は、今の運用を三行で構いませんので書き送ってください。

















