全数検品の仕事量は人数の組み方と一日の割り振りで読む
全数で数える仕事の量は人数の組み方で決まる
一台ごとに手を通す検査では、見る台数と工程の重さがそのまま仕事の量になる。数える対象の書き出しから、人数の組み方、一日の割り振りまで、負担の読み方を段取りとして記す。
数える対象を最初に書き出す
全数での検品は、対象の総数が確定しない限り何も組み始められない。台数、箱数、一品ごとに通す工程の数を依頼の段で書き出し、紙の上で総量を固める。口頭の「だいたいこの程度」という把握では、当日の現場で人が足りなくなる。
書き出す際は、外観だけで済む品と、通電や作動確認を要する品を分けておく。手間の重さが違う以上、同じ台数でも量は別物になる。機器と雑貨が混ざる依頼ほど、この分け方が後の組み方を左右する。
人数は台数から逆算して組む
一人が一日に見切れる台数には上限がある。外観中心の品なら持ち分は広く、動かして確かめる品なら狭い。総台数を持ち分で割り、日数を延ばすか人数を足すかを決める順序が筋だ。
数に含め漏れやすいのが、検針の受け渡しと、検品後の良品を箱へ納める監督である。検査そのもの以外に人手が要ることを依頼側が織り込んでいないと、当日の段取りが崩れる。現地の工場から検品の場所と設備の提供を受ける約束かどうかも、人数の読みに効いてくる。
一日の割り振りと締めの時間
日の前半で外観と仕分けを進め、後半で機能の確認を回す型は分かりやすいが、品目ごとに都合が違う。乾かす時間が要る品、放置して動きを見る品は、待ち時間を計算に入れて割る。待ちの間に別の台を回せるよう、組む人は工程の重なりを見ておく。
退勤前の締めが最も粗くなりやすい。検品済みの良品と未検品が混ざらないよう、区切りの時間帯で箱を封して印を付け、翌日に持ち越す台の置き場所を決めておく。締めの順序まで含めて初めて一日の設計と呼べる。
報告に量を残し、負担を読む
終わった量は報告書に台数と不良の数で残し、写真を添える。数え上げの記録は次回の人数の組み方を決める材料になるので、担当者の覚え書き程度でも形にして残す価値がある。
全体の量は、検査に当てる人数に現地での稼働日数を掛けた形で動く。台数と工程の重さを数え上げ、その末で人数を組むのが負担を読む筋道だ。台数と日程の見取り図を先に描いてから窓口へ運ぶ。数字の詰め物はその後で十分間に合う。

















