レディースアクセサリーの第三者検品:変色の列と留め具の列を分けて判定する
レディースアクセサリーの第三者検品、変色を見る列と留め具を見る列を分ける
肌に触れる装身具で返ってくる声は、色が変わったと留め具が効かなくなったの二つに割れます。変色の点検と操作性の点検は、列を分けて立てないと判定が甘くなる。第三者検品の現場の進め方を書きます。
変色は隠れた面に眠る
装身具の見点は、並べてある表側からではありません。留め金の内側、チェーンの背、化粧や皮脂の残りやすい面から変色は先に進みます。箱開けでは一段ずつ品を取り出し、裏返して、同じ光の中で基準の品と並び比べます。表に差が無く背だけ違うなら、汚れではなく変色の進行の兆しです。箱の底で湿りが寄る位置と、仕切り紙のずれた箇所。この二つまで紙に取って、初めて置き場の話としてロットが語れます。
同じロットでも箱の最上段と底段では光の当たり方が違い、色の進み方もずれて見えます。変色の判定には箱の中の位置を添える。位置のない色差の紙は、原因の宛先を絞れません。
片手で留まるか、が操作性の線
レディースの品は、留め具が小さい割に鏡の前で片手で扱われる運命にあります。留めが一秒で入らなければ、それ自体が毎日の不満になります。この列では一個につき数十回、着脱を繰り返して見ます。ばねの戻り、一度で閉まるかち、鉤の開き。途中で引っかかりや緩みが出たら、その品を列から外します。同じ型でも留めの形状が違えば手の応えは変わるため、形状ごとに盆を分けて回ります。
二つの列は、一つの品に重ねない
変色の列は光と目で色度を比べ、留め具の列は手で回数を数える。判定に必要な道具が違うのだから、一本の列に重ねれば両方が雑になります。こうした小物の第三者検品では、光で見る箱と触って見る箱を割り、紙も色合いの記録と操作性の記録で一枚ずつ分けます。触った列で落ちた品を光の列へ戻して二度数え直すような重ね方は、崩れの元です。
記録の形が、次の一手を決める
変色は位置を概略図の写しで書き、留め具は操作回数と限界点の数字で残す。直すべき場所が言われなくても作る側が動ける形でなければ、検品は通過点で終わります。変色が材の問題か置き場の問題か、その線引きを決めるのもこの二枚の紙です。
留めの形と回数目は、同じロットでも書き分けておく。検品の範囲は、来週には形が見えます。完成品でも箱の一角でも、判定の線は先に引いておく。

















