化粧台の検品は鏡面の気泡と白点を、光の当て方と触れる段から詰める
化粧台は鏡面の気泡と白点から詰める
ドレッサーの検品で苦情に直結するのは、天板の傷よりも鏡の中に出る症状です。鏡面に取り残される気泡と、粉雪のように見える白点。化粧台らしい細部を、光の当て方と触れる段から追います。
鏡は斜めに光を当てて見る
鏡板は正面から眺めても、中の症状は浮かびません。斜めに光を入れて面を滑らせるように見ると、反射の筋が乱れた位置に残ります。気泡は縁に寄るほど目立ちにくく、中心ほど視線の通る位置にあるため、どちらにあるかで受け止め方が変わります。
潰れた気泡と丸く残ったものでは、工程の原因も違います。指の腹で面を辿って隆起の出ないかも確認します。
粉雪のような白点
面に付いた埃なら拭けば消えますが、消えない白点があります。裏打ちと鏡の間に巻き込まれた繊維の屑や、糊の乾き残しが細かい粒として散る症状で、一見すると粉雪が閉じ込められたように見えます。拭ける位置か、剥がれない範囲かを見分けることが、この列の中心です。
見分けは、同じ白点が裏側からも見えるか、角度を変えて位置が動くかで付けます。巻き込み由来なら拭きでは消えないため、面ごとに取り扱いを決めます。見つかる位置が揃っているロットなら、貼り工程側の話として工場へ返せます。
鏡の縁と飛び散りへの備え
磨かれた縁には面取りが入っています。欠けやバリは指先で辿って拾い、触れる範囲に生じていれば使用には回せません。枠への納まり、留め具の出っ張りも同じ段で確認します。
裏面にフィルムが貼ってある品では、端の浮きと気泡の残りを見ます。万が一割れた時に欠片が動くのを抑える役割があるため、有無だけでなく全面に載っているかを追います。
開け閉めと本体の受け止め
小引出しの引き心地、蝶番の開き、天板を支持する脚の緩み。同じ段で、鏡の角度を固定部品の手応えも追います。固い、緩い、途中で引っ掛かるという症状は、箱から出して実際に動かさないと出ません。
歪みは水平の台に載せて脚の浮き高さを測り、扉の隙間は一定かを見ます。組立の個体差は、並べて揃いを見るまで合格にできません。
箱へ納める列
鏡を下にして納めるか立てるか、緩衝材の当たり位置、天地の向きを示す図。割れ物は梱包の作りがそのまま到着結果になります。外装の表示と中身の対応もここで合わせ、日本向けに求められる表しの有無まで、ここで合わせます。
ヨシダは、触れる箇所と面ごとの症状を分けて紙に残し、次ロットで同じ位置が再び出たかまで追える形で返します。
鏡面を確認する列は、面数と箱詰めの段数に引きずられて分量が変わる。
図面と実物の写しが届き次第、どの面から見るか線を引き直します。

















