マスク 検品
マスク検品の実務:耳ひも・フィルター性能・包装まで確認する
マスク検品では、ご指定の検品所もしくは手配した検品所で最終検品を行い、検品・検針を通過した合格品だけを納品所へ納品します。衛生用品ならではの確認項目と、抜取検査の考え方を解説します。
マスク検品で何を確認するのか
マスクは消費者が毎日使う衛生用品であり、わずかな不良も信頼を損ないます。検品の中心となるのは、外観(シミ、汚れ、生地の破れ、プリント不良)、耳ひもの取り付け強度と左右のバランス、ノーズフィッター(ワイヤー)の位置と固定、折り目の加工状態、サイズ表示との整合です。不織布の層構造にズレがないか、縫着部のはがれがないかも1点ずつ確認します。
機能面のチェックポイント
着用感と密着性を左右するのが、耳ひもの伸縮とノーズフィッターの成形です。耳ひもが長すぎ・短すぎたり、溶着強度が弱かったりすると、実使用で外れや不快感につながります。呼吸のしやすさに関わる構造の仕上がり、化粧箱や個包装袋の密封状態も機能不良として扱うべき項目です。仕様書に基づく性能確認が必要な場合は、チェックリストに判定方法まで明文化しておきましょう。
抜取検査と全数検品の使い分け
大量ロットのマスクでは、ANSI/ASQ Z1.4-2008(AQL)を抜取基準とした出荷前検品が一般的です。生産が完了し、少なくとも80%の製品をカートンに梱包した状態で実施し、サンプルは基準に従ってランダムに選びます。一方、知名度の高いブランド品や医療関連の用途では、全数検品を選ぶケースもあります。検品員は現地常駐体制(中国本土80箇所以上、東南アジア26箇以上)で工場へ派遣でき、不良品の修理・再検品も効率的に進められます。費用は稼働日数ベースで、詳細はご相談ください。
金属部品と検針の関係
マスクのノーズフィッターには金属や樹脂が使われます。金属ワイヤーを採用している製品では、断片の混入が安全上の重大不良になるため、X線検査による確認が有効です。個包装後のマスクを検針機に通す運用もあり、金属異物の混入確認を最終工程として組み込むことで、出荷後のクレームリスクを大きく下げられます。
包装・ラベル・数量の確認も品質のうち
衛生用品は包装そのものが品質の一部です。個包装の密封漏れ、印刷ずれ、ロット表示の誤り、アソートメントの取り違え、カートンへの詰め込み不良といった流通段階の不備は、検品でしっかり潰しておきたい項目です。数量確認(検数)とバーコードスキャンテストを組み合わせ、倉庫の保管状態まで含めて確認しておくと安心です。

















