衣類検品は抜取と検針を同じ流れに接続して出荷前に締める
衣類検品は抜取と検針を同じ流れに接続して締める
アパレルの出荷前には、抜取検品と検針という性格の違う二列が並走します。抜き取る枚の選び方と、全品を通す検針の記録は、どこでつなぐのがよいか。現場の順序を追いかけました。
抜く枚は箱の位置と偏りで決める
抜取の入口は、カートンを開ける地点から始まります。積まれた山の手前ばかり引くと、結果は手前の段の顔になります。段の中層、パレットの奥、製造日の違う山にまでくじを配り、決めた枠は当日の都合で動かさない。品番と色、サイズの組み合わせごとに引く位置を用意し、開けた箱番号と抜き取った枚の対応を記録に残します。対応が揃って初めて、検品は運任せの作業でなくなります。
狙いは一枚の傷ではなく等級の集計です。抜取検査の目的は、引いた枚の合否ではなく、ロット全体の判定にあります。
抜き取った一枚で見る列
抜いた枚は検品台へ載せ、汚れ、糸つり、縫製のほつれ、検寸の許容、サイズ表記と下げ札まで追います。判定はAQLの目盛りで進め、重大な欠陥と軽微な差を分けて数えるのが衣類の実務です。見た目の列の結論はロットへ拡大されるため、記録へ載せるのは不良の数の数え上げと、等級の散らばり方までです。
採寸は平置きの姿勢が基本ですが、型崩れは吊るした姿でしか見えないため、抜き取った枚ほど二通りの見方を載せておきます。
検針は全品を別の列で通す
外観の抜取に対し、検針は生産された全数を検針機に通します。作業の頭には試験針での感度確認が要り、鉄と非鉄、ステンレスの読みが済んでから製品を流します。アラームが鳴ればその一着を戻し、折れ針か部品由来か、原因が特定できるまで止めません。通し終わったロットごとの証跡が残っていれば、報告書は抜取の判定と検針の実績を一葉で語れます。
検針で見つけた一枚の処理が曖昧だと、どんなに整った抜取結果も土台から崩れます。
二つの合否を接続する縫い目
抜取の外観が合格、検針が全品異常なし。この二枚が揃って出荷の線が引けます。ただし、外観検査から返した枚の再梱包の途中で針が出れば、ロット単位で止める話です。二列は最後、同じ出荷リストで合流させるため、稼働時間の差が大きい積み替えは混入の温床になります。量産の終わる床では、箱番号と検針の実績用紙の対応を最後に一度結び直すのが、現場の締め手順です。
費用の差は品目と見込む点の数で開きます。案が粗い段階のままで構いません、範囲の当たりは出せます。
型数が分散するほど、段取り順の練りどころです。お問い合わせからまとめて預けられます。

















