マタニティ用品の検品で押さえる品質ポイント。伸縮性と寸法を確認
マタニティ用品の検品で押さえるべき品質ポイント
マタニティ用品の検品は、一般のアパレルとは違う視点が求められます。生地の伸縮性、腹囲部分の寸法、付属パーツの安全性など、妊婦さん向け製品ならではの確認項目を整理して解説します。
なぜマタニティ用品は特別な検品基準が必要なのか
海外工場でマタニティウェアを生産する場合、普通のトップスやボトムスと同じ感覚で検品を進めると、後で深刻なクレームにつながることがあります。着用するお腹の状態は人それぞれで、月数によっても変化するため、寸法許容差を一般服と同じに設定してしまうと、着用感の不満が大量発生しかねません。ヨシダ検品では、マタニティ用品という製品特性を踏まえたチェックリストを事前に作成し、工場側と合意したうえで検品を開始します。ここまでの準備が、トラブルを防ぐいちばんの近道です。
寸法と伸縮性の確認方法
検品の現場では、まず腹囲・胸囲・着丈・裾周りなどの実寸を測定します。マタニティウェアはストレッチ素材が多く、測り方を誤ると数値がブレます。測定条件を統一し、必要に応じて伸縮率の確認も行います。縫い目の伸びに対するステッチの耐性も重要で、お腹部分や脇下の縫製がほつれると返品原因になります。サンプリング検品ではAQL基準に基づき抜取検査を実施し、重大不良・軽微不良を分類して判定します。基準値の設計については、製品の価格帯や想定クレーム水準に合わせてご相談ください。
安全面と検針の重要性
赤ちゃん用品と合わせて使われることも多いマタニティ用品では、折れた針の混入など金属異物チェックが欠かせません。縫製工程で針が折れたまま生地に残る事故は後を絶たず、日本国内で発覚した場合の影響は非常に大きくなります。ヨシダ検品では日本製の検針機を使用し、出荷前の全数検針も対応可能です。また、付属のスナップやホック、ファスナーのかみ合わせ、装飾パーツの固定強度など、肌に直接触れる製品だからこそ確認したい項目を丁寧に見ていきます。
工場側にとってのインライン検品の効果
不良の多くは、生産の立ち上がり段階で発生するパターンがあります。仕上がり検品だけで不合格が続くと、手戻りのコストも納期遅延も膨らみます。そこで有効なのが、生産途中に検品員を工場へ派遣するインライン検品です。初期ロットの傾向を早めに把握し、縫製仕様書とのズレや機器の調整不足をその場で指摘できれば、大量不良の発生を未然に防げます。生産進捗確認と組み合わせれば、納期管理も同時に安定します。
検品報告書とその後の活用
検品が終わったら、不良内容を写真付きで記録した報告書を発行します。検品終了後24時間以内のご提供を基本としており、良品・不良品の区別がひと目でわかる形にまとめます。この報告書は、次回生産時の改善資料として工場と共有するだけでなく、ECサイト運営の方なら商品説明や返品対応の判断材料にもなります。マタニティ用品の検品、検針、生産管理についてお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。

















