食器・グラスの検品は洗浄後の水跡と絵付け、溶出の心配を見本で照合
食器・グラスは、洗って乾かして口へ移らぬかを照合する
器ものは、作った後の手当てが仕上げを左右します。粉じんと油脂を落とした後の水跡、絵付けの乗り、金属部品のバリ。洗って拭いて乾かし、溶出の心配を見本で照合する列を組みます。
洗いの残りを軸に置く
釉やガラスの表面には、成形と研磨の後に粉じんと油脂が残る。口へ入れる器を売るなら、洗浄を飛ばせない。洗いの後の水滴跡、拭き残した繊維くず、乾かしきらず封じた時の匂いまで列に載せる。水気を残したまま箱へ入れると、輸送中に跡と匂いが出ます。洗い上がりを光に透かし、内側まで乾いた状態かを見る段を必ず置きます。
洗いの後、乾かし台へ載せたまま暫く置くと、別の粉をまた被る。拭いた後から詰めるまでの短さにも列を設け、洗ってからの再汚染を疑う視点を置いておく。
金属部のバリと跡
フォークやスプーンのカトラリーは、刃先のバリと研磨跡を指でなぞって拾う列を立てる。洗い残した研磨剤が隙間に沈んでいることもあり、先と柄の境まで開いて確認する。光に斜めに当てると、擦り傷の浅い筋が浮かぶ。
洗い終えた後に水跡が残ると、磨いた意味が薄れる。拭きの段を挟み、水滴の輪郭が消えたかを一揃いずつ見る。カトラリーは形状の種類ごとに載せ方が違い、洗浄機の置き方を揃えないと偏った箇所が残る。同じ列で先と柄を対にして追う。
溶出は数値で語らず照合する
食品に触れる器では、絵付けの剥がれと溶出の心配が付きまとう。擦れて取れる印刷は口へ移る余地を残すため、定着を見る列を通す。溶出は数字で断定する運用ではなく、見本の試験成績が仕様と対応しているか、対象の材質と面が噛み合っているかを照合する段に置きます。日本向けの表示に沿った扱いの記載が添われているかも、同じ台で確かめます。
絵柄の内側へ釉が載っているか、外側へ刷った印刷かでも列の重みは変わる。口紅や汁で擦れる箇所ほど念入りに読む。
洗いと照合で出荷前を締める
洗って拭いて乾かし、見本で照合して初めて器は出荷の顔になる。釉とガラスと金属、材質ごとに列の重みは変わるが、口へ触れる前提は同じである。ヨシダ検品は、口へ触れる品らしい列で最後の段を締めます。
枚数と釉・材質の揃いで、費用の幅が出る。
種類と点数、納期が並べば、照合の深さも決まる。

















