工場の品質保証 ヨシダ検品での相談
工場の品質保証は是正後の再確認—確認の期限の置き方で決まる
是正処置を紙に書いても、工程はそれで終わりにはなりません。決め手は、是正後の再確認にどの期限を置くかです。直し残しを生まない後の追い方の手順を整理します。
是正の終わりの線は見えない
是正処置は報告書が残っても、現場の運用が必ずしも紙に付きません。作業員が翌日には古いやり方へ戻っている例は、中国の拠点でもベトナムの拠点でも聞く話です。だからこそ品質保証は完了報告の時点で閉じるものではなく、やり方が定着したか確かめに戻る行為まで含んで初めて形になります。
いつまでに戻って確かめるか。その文言が依頼の段階で決まっていなければ、工場側も終わりの線を引けないまま量産だけを進めてしまいます。
確認の窓は早過ぎても遅過ぎても読めない
再確認のタイミングは、生産の進み方で決まります。早すぎれば、是正後に作られた品がまだわずかで、読みたい部分が生産されていません。遅すぎれば、直り切っていない品が次の便へ積まれていきます。同じ工程が一通り回るだけの本数が重なった段階で戻る、これが読み違いの少ない基準です。
別の製品へ段が変わるラインでは、切り替わる前の区切りへ窓を寄せる手も必要です。生産の段階に窓を連動させると、追う日数と見る範囲の両方が一度に決まります。
期限は日付ではなく条件で書く
期限の置き方は、カレンダー上の一点ではなく条件の形にします。工程がどこを過ぎたか、是正後の品がどれくらい積まれたか。二つの軸を紙に並べて書くと、再確認のときの検証が機械的に進みます。人が勘で日数を足していく進め方は、班が代わった瞬間に崩れます。
行程が多い品では、狙う場所に絞って期限を置く方も取れます。焦点の数が減るぶん、確認の範囲は静かに締まります。
再確認で見るのは隣り合う工程
戻って確かめるのは、直した当の箇所だけではありません。その手前と奥の工程へ、変更が思わぬ影を落としていないか。これが再確認の訪問の主眼になります。是正が局所で正しくても、隣で崩れていれば出荷は止めなければならないからです。
結果は次の監査へつないで残します。超えた日数とその理由まで同じ記録へ沈めておくと、次の窓の置き方について話し合うための材料として効いてきます。
依頼の幅で動く二つの段
追う範囲が広いか狭いか。その分だけ日数と人数は連動します。品目の要点と、過去の是正報告のまとまりをまとめて渡してもらうと、ご要望に添う形に整えられます。
期限を守れたか、破ったなら何に引っかかったか、再確認で確かめた中身まで、現地の記録台帳の一欄へ残す進め方をご案内します。次の監査の土台として効いてきます。

















