衣類の検品代行はサイズ表と不良見本を一枚の検品票にまとめて両者で読む
衣類の代行—サイズ表と不良見本で両者が揃う検品票
衣類の検品を任せると、依頼元と工場の間に立つのは一枚の検品票です。測り方の書きついたサイズ表と、判定の置き場所を示す不良見本。代行を両者で読める形にする書式を組み立てます。
代行は両者の問題
検品代行は、製造拠点から出る品を依頼元に代わって見る仕事です。出来上がりの結果を読むのは、依頼元と工場という二つの立場。判断のよりどころが検品人の頭の中だけにあると、報告の同じ一行を両者が別々に読んでしまいます。そのよりどころを一枚の紙へ写し出すことが、代行の第一歩になります。
サイズ表に測り方を書き込む
衣類の寸法は、測り方で大きく変わります。伏せて台に押し付けた状態と、継ぎ目から継ぎ目を辿るのとでは、同じ胸回りの数字でも答えが動きます。だから用紙のサイズ表には、数値だけでなく測定の作法まで書き込みます。サイズ展開ごとに目標値と許す幅、単位を同じ形で記せば、現場で巻尺を当てる手と、遠隔地で紙を読む手が同じ言葉を持てます。
巻尺を当てる位置は、数字以上に揉めやすい箇所です。総丈なら首の一番高い点からか、肩の縫い目からか、が争点になります。記入欄の脇に簡単な図を一本描いておくと、起点の争いは一度で消えます。
不良見本で判定を紙に載せる
開き、色ムラ、飛び目、針痕。衣類の欠点は形の種類がいくつもあり、致命か軽微かを分けるのは見本です。名称だけを羅列すると形は覚えても大きさを取り落とすので、見本品の番号ごとに合格と不合格の実写を添えます。見本の番号の付き方と対応する検品欄の書き方を揃えておけば、当日の写しだけ送られても向こうでの議論が一から成り立ちます。
ロットごとに一枚で数を閉じる
代行の票には、見た点数、通った点数、戻した点数、保留の点数を一日ごとに記します。服飾だから単位は点数が基本で、ロットの数と帳尻が合わないとその日は閉じられません。検針の結果も同じ用紙に書き込み、日本製の機で折れ針が拾われたかどうかも一つのかたまりにします。保留品と写真に同じ番号が載っていれば、補修の判断の往復は一手分短くなります。
票が閉じる循環
代行の票は、最後の成果物で役目が終わるのでは半分です。縫製の欠点が繰り返すなら、記入の集計からその工程を遡り、手当てと流れの改善の話題にまで運びます。その場で補修が済んでも、再確認は同じ票に重ねて記録し、工場が読む紙と依頼元が見る紙を二股に裂きません。次のロットの前に改版を差し替えれば、人が回っても判定は揺れません。
頼み方と最初の一枚
衣類の代行を頼むには、展開する品番とサイズの広さ、全数で見るか抜取りで見るかが並んでいないと、必要な人と日数は割り出せません。見たい型のサイズ表だけでも先に投げてもらえれば、それに合う欄の設計図をこちらで描きます。

















