メイクアップの検品は香りの強い品と粉体の品を同じ机で扱わない、分類列の考え方
メイクアップの検品会社、香りと質感で列を分けて並べる
化粧品の検品は、香りと質感の違いを列の組み方に織り込むことで、判定の混ざりを防ぎます。香りの強い品と粉体の品を同じ机で扱わない、分類列の考え方を整理します。
香りは移るので列を離す
香りの強い品は、同じ机に置いた他の品へ移ります。無香の品が何もしていないのに香りを帯びていれば、客の目には不具合として映ります。検品では、香りの強い展開を別の机へ置き、並べる順番も香りの弱いものから強いものへ一方通行にします。
列を離すだけでは足りず、開封して匂いを確かめる作業の位置も分けます。匂いの確認を最後にまとめて行えば、確認し残しが出る前に列ごとに締められます。
質感ごとの見どころ
粉体は割れと粉飛び、液体は分離と粘度の揺れ、クリームは粒立ちと色むらと、質感ごとに現れる不具合の型が違います。同じ列で混ぜて見ると、目が型を切り替えるたびに取りこぼしが増えます。質感の型ごとに見る項目を固定し、列を分けて運びます。
容器の種類でも見どころは動きます。押し出し式の口は詰まりと戻り、回す蓋は締め付きの強弱、鏡面の面は擦れ傷と、部位ごとに欄を設けます。
分類表は到着前に作る
香りと質感の展開表は、品が届く前に作ります。色番、香りの系統、質感の三つの軸で品を並べ替え、机の割り当てと見る順路を先に決めておきます。到着後に並べ替えると、段替えの手間が当日の目減りになります。
展開の多い品は、同じロットの中でも系統ごとに最低の見本数を決めておかないと、特定の香りだけが検品の目を素通りする事態になります。展開表には見る順と使う机の番号まで書き込み、当日は紙を見て動くだけの形にします。
戻しと表示の締め
開けて確かめた品は、封を閉め直して元の棚に収めるところまでが検品です。封をし直す手順まで列に組み込むため、開封する数は戻しの手間と合わせて決めます。戻した見本は撮っておき、元どおりになったかを報告書に添えます。
表示の確認は、日本向けに出す際の表記の慣例に沿い、成分の並びと容量の書き方まで読み合わせて締めます。
分類の列を細くするほど、机の幅と人の手数は伸びます。展開表が揃えば、列の割り方は訪問の前に立ちます。

















