工場訪問は定期監査の目と出来事に合わせる理由別の足を組み合わせて実態を掴む
工場の監査は定期の目と理由別の足で訪問を使い分ける
工場への訪問は、決まった間隔で回す定期の目と、出来事に合わせて入る理由別の足の二つの型で使い分けると、少ない回数でも実態がつかめます。間隔の決め方と報告のつなぎ方をまとめます。
定期の訪問は工程の変化を拾う
定期の訪問の役目は、工程の変化を早く拾うことです。工程の並びは変わらなくても、担当の交代、道具の入れ替え、受注の偏りは、品質の揺れとして先に現れます。間隔を決めて回る目があると、現場も日ごろの管理を整える習慣を保ちます。
定期の訪問で見る箇所は、決めた項目を同じ順で回るのが基本です。入荷の時点、加工の途中、しまってある場所、出荷の段。同じ順路で回れば、前回との差だけを見られるので、短い滞在でも変化を拾えます。
理由別の訪問は出来事に合わせる
理由別の訪問は、出来事の後に合わせて入ります。クレームが届いた時、生産の立ち上がりの頭、担当の交代の直後。目的が決まっているぶん、見る箇所も深くて狭くなります。原因の切り分けが目的なら、工程の途中の記録と実際の動きの照合が中心です。
理由別の訪問を定期と混同すると、現場の負担が増えます。出来事のたびに工程全体を回るのは現場の時間を削り、目的の散漫な報告を量産します。出来事に合わせて入る足は、見る範囲を絞って深く入るのが型です。
済南の拠点で回す訪問の間隔
済南の製造拠点では、部品と完成品の工程が近い距離で並ぶ工場が多く、一回の訪問で複数の段を回れる利点があります。定期の間隔は、量産の立ち上がりと納期の集中を避けて置くと、現場の手も借りやすくなります。
済南周辺では、同一の品目を複数の工場で分けて作る形も一般的です。工場ごとに定期の目を割り当て、出来事が起きた工場だけ理由別の足を差し向けます。この分担を先に決めておくと、訪問の回数を増やさずに実態の網を保てます。
監査の報告を次の訪問へつなぐ
監査の報告は、提出して終わりではなく、次の訪問の位置づけを決める材料です。改善が動いた工程は定期の目で追い、新たに生まれた出来事は理由別の足で押さえます。報告の一枚ごとに次の形を書き添えておくと、訪問の間隔が自然に決まります。
訪問の回数は、定期と理由別を合わせて一年の絵として数えると無理が出ません。拠点の数と回す間隔で総量が決まるため、間隔の草案ができた段階で一度照会しておくと、翌年の動きも組みやすくなります。
次の訪問の位置づけは、監査の報告を一枚に並べると見えてきます。改善の追跡は定期の目に載せ、生まれた出来事は理由別の足に置きます。まず直近の報告を出すと、次にいつ、どの型で入るかの絵が立ちます。

















