トイレ用品の検品、樹脂の口元の感触とフタのガタに絞る
トイレ用品の検品、樹脂の口元の感触とフタのガタに絞る
水回りに置く品は、指の触れる縁と開け閉めする部に不満が集まります。手触りと嵌まり、二つの疑問に答える形で点検します。
口元を敏感に診る理由
なぜ縁の触知を先に置くのですか
成形品の口は金型の継ぎ目が残る場所で、光の回り方によって見え隠れします。清掃の布を掛ける部位でもあるため、バリが繊維を引っかけたり指を傷めたりします。指の腹を通す触検は、目視より先に不安を拾えます。
どこからが不良になりますか
布が引っかかる返り、素手で触れて鋭さが残る突起は、原則として外します。判断に迷う場面では限度見本を当て、同じロットなら物差しも一つに揃えます。日本の棚に並ぶ前提なら、触れて違和感の消える地点が実務の線です。
はめ合いのガタを見る
蓋と本体のぐらつきはどこで起きますか
出っ張りと受けの寸法差、軸の甘さ、四辺を押し付けた時の斜めの浮きです。片側だけ沈む個体は、組み付けの順でずれています。開閉を十回ほど繰り返すと、癖の向きが浮かびます。
どれくらい許してよいですか
仕様書に遊び幅が引いてあればその数値で切り、無ければ見本品との引き比べで判定を揃えます。厚み計で実数を残せば、目分量の議論を次回へ持ち越しません。
触れるための検品環境
口元の触知は、台に頼る仕事です。光が弱く手の冷えた状態では、バリの鋭さがぼやけます。照度の足りる机面を確保し、同じ側から順に指を走らせる手つきまで揃えます。蓋のガタも、平らな台へ載せて初めて浮きの斜めが読めます。
トイレ用品の検品は単純そうに見えて、環境の作り方が判定の基準になります。卓の段取りを先に決めるのが、ぶれを減らす近道です。
検品と検針の割当
トイレ用品のロットは樹脂と布類が混じる作りです。布を伴う品は折れ針を疑い、検針機を通します。樹脂品は触検と開閉に人を回す割当にすると、見逃しが減ります。
中期までに手触りの基準を揃えておくと、出荷前の確認が軽く回ります。検品と検針、二つの関門を分けて置くのがこの品の型です。
触る点と嵌める回数が、そのまま日数へ響きます。型数と出荷の刻限が伝われば、人の割り振りも決まります。配分は、その場で決めます。
口と蓋、どちらが先に割を食う品か。実物の一角を卓へ置く。点検の順序はそこから決める。

















