中国・ベトナムの縫製品で検針。感度管理から証明書発行までの要点
中国・ベトナムの縫製品で金属異物を検査する検針の要点
衣類、バッグ、ぬいぐるみなどの縫製品は、折れ針の混入が最も恐れる事故です。中国やベトナムなど生産地で検針を行う際の、感度管理から反応品の処理、証明書発行までの要点を解説します。
縫製品と金属異物のリスク
縫製工程ではミシン針やマチ針の折損が日常的に発生します。折れた針が生地の間に紛れ込んだまま製品が出荷されると、日本では重大な事故につながりかねません。とりわけぬいぐるみや子ども向けの縫製雑貨は、直接口に触れる可能性もあるため、日本のバイヤーは検針を実質的な出荷条件としています。中国もベトナムも生産能力の高い縫製大国ですが、工場ごとに検針管理の水準に差があり、発注側が第三者に確認を委ねる理由はここにあります。
検針機の運用で確認すべきこと
検針の信頼性は、機械の導入有無ではなく日々の運用で決まります。確認したいのは次の点です。毎朝テストピースを通して感度を校正する作業が形だけで終わっていないか、校正の記録が残っているか、温度や湿度、ベルトの汚れによる感度変化への対応が定められているか。感度落ちが発覚した場合、直前に通過した製品をさかのぼって再検査する手順があるかどうかも重要です。ここまで整備されている工場は実は少なく、日本の基準で管理された検品員による確認が求められるのです。
反応品の処理とX線での再確認
検針機に反応した製品は、直ちに良品から分離し、X線検査機で金属片の有無と位置を確認します。ファスナーや金具など仕様に含まれる金属による反応なのか、本当に折れ針なのかの判別を慎重に行い、折れ針が確認された場合は該当品を取り除くか解体するまで出荷できません。反応品を再通過だけで合格扱いにするような運用は絶対に許されません。合格品と不合格品の管理区分けが明確で、検針報告書や証明書が発行されているかが、依頼先選びの目安になります。
生産地で検針を完結させる物流上のメリット
検針を日本到着後に行うと、不合格品の処理だけで大きなコストがかかります。生産地で検針合格後、そのままコンテナ詰めして日本へ直送できる拠点で検査できれば、リードタイムも短く、不良品が海を渡ることもありません。外観検品や採寸、タグ付けといった他工程と同時に行えば、検品員の手配も一回で済みます。
依頼時の注意点
仕様上金属が使われている製品は、反応基準を事前にすり合わせておく必要があります。中国・ベトナムでの縫製品の検針・検品は、ヨシダ検品までご相談ください。費用についてはご相談ください。

















