猫用品の検査は材質の安全と実際に使われるかの嗜好性まで
猫用品の製品品質を支える材質・安全・嗜好性の検査
猫用品は動物の口や爪が直接触れる製品だけに、一般的な生活用品と同じ基準では見逃しが生まれます。材質の安全性、構造的なリスク、猫が実際に使ってくれるかの嗜好性まで、検査項目を段階的に組み立てます。
材質とニオイの受け入れ確認
爪とぎに使うサイザル麻や段ボールの密度、猫草の発芽状態など、原材料の段階からの確認が品質の土台になります。塗装品や発泡素材は、溶剤系の強いニオイが残っていないか、口に入れたときに有害な成分が表面に出ていないかを基準表と照合します。生地類は色移りとぬめりの少ない風合いを確かめ、仕入れロットごとの材質証明書との整合も取っておきます。素材表と現物で異なる代用品へ差し替えられていないかの突合は、受け入れ検査の定番項目です。段ボール素材は含水率の管理が甘いと型崩れしやすい点も、段階を遡って確認する理由になります。
誤飲・脱落につながる構造リスクの点検
猫は小さなパーツを噛みちぎり、飲み込みます。目玉の樹脂アイ、鈴、マグネット、紐やゴムの先端など、引張試験で脱落しないかを確認できる箇所はすべて試します。ねじりの強いおもちゃは繊維のほつれやすさを、トンネル型は折り目に硬い芯が残っていないかを点検します。噛みちぎった際に硬いかけらが出ないか、軟質素材は引張り後の変形の仕方で判定します。ねじ金具が表面から突出していないか、指で這わせて確かめる工程も加えます。組み立て式キャットタワーは、据え付けた際のぐらつきと転倒しにくさを現物で確かめる運用が有効です。
嗜好性と機能品の動作チェック
猫用品は人間が満足しても猫が使わなければ不良と同じです。電子ねこや自動給餌器は、センサーの起動、モーター音の大きさ、タイマー作動の正確さを通電確認で追い、反応の鈍さや誤作動を拾います。出荷前段階ではAQLに基づく抜取り検品を基本に、数量・アソート・カートン状態・バーコードまでまとめて確認します。羽根おもちゃの抜けにくさやマタタビ袋の密封といった嗜好性項目は、官能チェックとして表に記録し、ロット間のばらつきを把握します。ペット用品の品質確認は、当社窓口までご連絡いただければ幸いです。

















