ベトナムの生産管理と検品の活かし方:AQL抜取から納品までの流れ
ベトナムにおける生産管理の要点と検品の活かし方
ベトナムは縫製や雑貨の生産拠点として存在感を増していますが、距離と情報の壁により品質・納期の管理は容易ではありません。本稿では、生産管理の位置づけ、AQL抜取検査の進め方、最終検品から納品までの流れを解説します。
ベトナム生産と生産管理の必要性
国際競争の中で生産地をベトナムへ広げる動きは、コスト面だけでなく調達リスクの分散という意味でも戦略的な選択肢と言えます。ただし発注側の拠点から遠く離れているため、生産計画どおりに工程が進んでいるか、品質の問題が起きていないかを把握しにくいのが実情です。生産管理とは、市場の需要を予測して生産計画を立て、それに沿った調達・製造・品質・販売・出荷という製品の流れを管理する仕事であり、品質・コスト・納期のいわゆるQCDを維持して利益率を支える基盤となります。
AQLに基づく抜取検査の進め方
検品で使われるAQLとは、抜取検査の際の品質基準であり、世界中の品質管理で利用されています。示してくれるのは主に二つの点です。一つは大量生産の中から何個抜き取って検査するのが妥当かという適切な抜取数、もう一つは抜き取った中で何個までの不良品発見を許容するかという合格許容数です。これは発注数に対する不良品の上限と考えると分かりやすいでしょう。例として3,500個のコップを生産した場面を想定します。通常検査水準IIで検査する場合、ロット規模の区分表にある「3201~10000」の行と水準IIの列が交差する箇所が該当し、そこからコードLが導かれます。検査水準には厳しさの異なる段階が用意されており、通常は中間にあたる水準IIを選ぶのが一般的です。
生産管理サービスの具体的な内容
各段階での立会確認として、原材料、部材、サンプル、量産初期品、量産品を順にチェックします。生産進捗確認や生産工程確認を通じて状況を可視化し、工程で問題が見つかれば確認と報告を行い、進捗や納期に懸念があれば工場側と交渉します。コンテナ積込作業への立会いまで含めて対応できるため、最後まで品質と数量の裏付けが取れる構成です。
最終検品から納品までの流れ
第三者検品が必要な場合は、ご指定の検品所もしくは手配した検品所で最終検品を実施します。検品・検針を通過して合格した商品だけをご指定の納品所へ納品するため、不良品の混入を抑えた安心の納品が可能です。
まとめ
ベトナムでの生産を安定させるには、現地に足を置いた生産管理と科学的な抜取検査の組み合わせが効果的です。まずは生産の現状についてお気軽にご相談ください。費用についてはご相談ください。

















