卓上扇風機の抜取検品:羽根のブレ、台の傷、表示剥がれの判定と回収まで
卓上扇風機の抜き取り検品は、引いた後の判定と回収で詰める
抜取は引いて終わりではありません。卓上扇風機なら、羽根のブレ、台の傷、表示の剥がれという扇ならではの判定列と、欠点を出た一点の回収記録まで通して組みます。
羽根のブレは、回して影を見る
抜いた一台を机に載せ、無負荷で回します。先端が描く円が枠から外れていないか、回り出しの一拍で軸が寄らないか。止まる瞬間のなびき方も列です。羽根の取付の甘さは個体差で出るため、回す段を全品でなく引いた分に置く意味があります。
異音は耳だけで済ませず、出た段まで紙に残します。羽のこすれる音か、軸の音か。語を揃えないと、次の班が同じ音を拾えません。
台の傷は、置いた面から拾う
本体の中で最初に擦れるのは台の裏です。机へ置いた際の出る傷と、輸送で付く角の凹みは、見立てる場所を分けます。裏面を机へ向け、支えの足まわりと取付部のはみ出しを指先で追う列にしておくと、届いてからの机傷の訴えが減ります。
首部の合わせ目は、回す向きで開きが出る箇所です。正面からだけでなく、横から見た線の揃いまで追う。
表示の剥がれは、角から疑う
型番の印字も注意書きも、端からめくれ始める。爪先で角を撫でるように押さえ、浮きの出た品は別枠に置きます。札の印刷のかすれは、向きを変えて光を受けると出ます。表示列は、貼ってあるかの確認だけでは通りません。
判定列の順を固定する
回す→台を返す→表示を見る。同じ順で追う列にすると、人による拾い差が詰まります。軽微な傷は許容として通す、機能に関わるブレは留めへ、読めない表示は作り手へ返す。三つの皿の線を、引く前に紙で閉じておくのが筋です。
回収は、串で追う
抜いたカートンの番号と、開けた品と、留めた一点。この三つを串で貫き、再検で戻したのか箱へ返したのかまで一行で残します。開けたカートンは元の積み方へ戻し、開封の印を添える。ここが雑だと、次のロットで同じ型の出方を比較できません。
引き直しの順も、先に固定しておきます。追加で開ける山と、触れない山を分けた紙があれば、場当たりで崩れません。
引いた後の列の重み
日数の伸びに効くのは、型と色の広さと、回す段の取り順です。欠点候補の顔ぶれと積み付けの形は、写真とともに依頼票へ残しておきます。その後の照合は、この票を基準に重ねていきます。

















