メンズ靴の全数検品
メンズ靴の全数検品で守る品質 左右の確認から検針まで
靴は左右の整合やサイズ表示の正確さなど、アパレルとは異なるチェック項目が多くあります。本稿では、メンズ靴の全数検品の内容、検針やX線検査の活用、安定した検品品質を支える体制を解説します。
靴の検品で特有のチェック項目
靴の不良で最も重大なのは、左右のサイズ違いや色違いのまま箱へ入れられてしまう混載です。そのほか、接着剤のはみ出しや接着強度の不足、ソールの気泡やへこみ、甲部の傷やしわ、縫い糸のほつれ、サイズ表示と実寸の不一致、靴箱の破損や表示違いまで、確認範囲は多岐にわたります。外観目視と触診に加え、採寸や機能面の確認を組み合わせて丁寧に見ていくことが大切です。
全数検品の流れと意義
全数検品では、一足ずつ左右の照合、外観の確認、採寸、付属品や包装のチェックを行い、基準を満たさない製品を出荷対象から除外します。ブランド品や高単価な靴ほど、一点の不良が顧客の信頼を損なうリスクが大きいため、抜取検査ではなく全数検品を選ぶケースが増えています。良品と不良品を明確に仕分けたうえで、工場側には直ちに是正と再検の計画を促すのが流れです。
検針とX線検査の組み合わせ
縫製工程の影響を受ける靴には、折れ針や針の断片が残留するリスクがあります。全数のローラー検針に加え、X線検針を併用すれば、従来の検針機では反応が分かりにくい金属部材を含む製品や、立体的な構造の靴でも内部の異物を確認できます。すべて日本製の検針機とX線検針機を使用し、メーカーの定期的なメンテナンスを受けた安全性の高い機械で高精度な検針を行う体制が整っています。
安定した検品品質を支えるネットワーク
物量に合わせてグループ力を活かし、複数のセンターで定期的に会議を実施しながらキャパシティを管理しています。必要とされる場所へ検品員を再配置することで、安定した生産性と検品品質を提供可能です。ニットや布帛、服飾雑貨の技術専門家と経験豊かな検品員がプロの目で検品し、複数の大手企業の指定検品所として定期的に外部監査も受けています。
まとめ
メンズ靴の品質は、左右の整合という地味な確認の積み重ねで守られます。全数検品と検針・X線検査を組み合わせた体制で、不良品の流出を防ぎましょう。費用についてはご相談ください。

















