衣料品の中間検品で不良を早くつかむ。工程途中の品質確認
衣料品の中間検品で不良を早くつかむ|工程途中の品質確認
衣料品の中間検品は、生産工程の途中で品質を確認し、問題を早期に摘み取るための仕組みです。最終検品だけに頼るリスクと、中間検品の進め方・確認項目を生産スケジュールの視点から解説します。
中間検品はなぜ出荷前検品の前に必要か
アパレルの生産では、生地の裁断、縫製、検針、仕上げ、アイロン、梱包と工程が続きます。最終段階で不良が大量に見つかると、船積み直前の選別・修理は納期を圧迫し、場合によっては出荷延期につながります。中間検品(中期検品・インライン検品とも呼ばれます)は、ロットの2〜5割程度が完成したタイミングで半製品や初期完成品を確認することで、不良の傾向を先に把握する仕組みです。縫製工場に生産が集中しているこの時期に指摘できれば、工場側も残りのロットで修正しやすく、出荷日を守りやすくなります。
中間検品で確認する内容
生産工程の品質確認に重点を置くため、縫製の歪み、ステッチの飛びや糸切れ、裾や袖の寸法ズレ、生地の汚れや織りキズ、ボタンやファスナーなど付属品の取付状態を中心に確認します。寸法チェックはキーサイズをピックアップして複数サイズを確認し、色揃え(シェーディング)の管理状況も見ておきたい項目です。この時点で見つかった問題は、生産者側へ即時にフィードバックします。問題の共有が早いほど、後工程での不良発生率は下がるというのが現場の実感です。
検針との組み合わせが重要な理由
衣料品では検品と並んで検針が欠かせません。厚手の布製品や大ぶりな商品はコンベア式検針機でスピーディに、薄い布製品や特殊な形状の立体物はハンディ検針で人の手により入念に、裏表さまざまな角度から確認します。金属部品がついた衣類や異素材を組み合わせた商品、従来の検針機では検出しづらい品は、X線による透過検査で対応できます。中間段階で検針を実施しておけば、折れ針などの混入を工程途中で発見でき、最終検品での手戻りを大きく減らせます。
梱包・出荷段階との役割分担
通常、包装や梱包作業は工場側が担うため、検品側では梱包状態を一定割合で抜取確認するのが一般的です。中間検品で品質の傾向をつかみ、出荷前検品で最終合否を判断するという二段構えにすることで、検品コストとリスク低減効果のバランスが取れます。海外にある日系検品会社にアパレルの第三者検品を依頼する場合も、この流れを前提にした提案が受けやすいでしょう。
初めて依頼する場合の進め方
まず生産スケジュールを共有し、中間検品と出荷前検品の日程を決めます。検査基準書や限度見本を検品員に引き渡し、問題があった際の連絡フローを決めておくと動きがスムーズです。ヨシダ検品は中国本土に80箇所以上、東南アジアに26箇所以上の拠点を持ち、広州や蘇州など縫製産業の集積地に近い現場対応が可能です。レポートは検品後24時間以内に発行します。土日検品も追加費用なし。費用についてはご相談ください。

















