生産状況確認で不良を未然に防ぐ。ニューデリーのインライン検品実践
生産状況確認で不良発生を未然に防ぐ|ニューデリーの生産現場から学ぶインライン検品の実践
ニューデリーでの生産状況確認を例に、生産の立ち上がり時にインライン検品を投入して課題を即時フィードバックする方法、QCDを守る生産管理の考え方、IQCからOQCまでのQC工程の流れを解説します。
生産の立ち上がりで不良が発生するケース
インド・ニューデリー周辺の工場では、出荷前の第三者検品に投入した時点で不良が発生してしまうケースが後を絶ちません。最終検品の段階まで問題が放置されると、不良品の量がすでにロット全体に広がっており、選別や修理だけで数日を要します。対策はシンプルで、生産の立ち上がり時に検品員を派遣し、インライン検品を実施すること。初期の不良をその場で発見し、即時に課題を生産者の方々へフィードバックすれば、量産が進む前に工程修正を入れられます。生産管理の視点でいえば、問題の発見を早くするほど修正コストは小さくなる、という基本原則の実践です。
生産状況確認とは何を見る業務か
生産管理とは、市場の需要予測から生産計画を立て、それに応じた調達・製造・品質・販売・出荷という製品の流れを管理する仕事です。製造業では「QCD(品質・コスト・納期)」を維持し、高品質・低コスト・短納期を実現することが利益率を上げる基本であり、生産状況確認はその目安となる情報を現場から得る手段になります。具体的には、生産進捗確認、生産工程確認、工程で起きた問題の確認と報告、進捗や納期の問題があれば工場側と交渉する役割まで含みます。原材料、資材、サンプル、量産初期品、量産品など、各段階での出張確認も可能です。
製造の各段階に置くQCの考え方
品質管理は工程ごとに段階を分けて考えると整理しやすくなります。部材受け取り段階でのQCがIQC、作業のポイントで行うQCがIPQC(PQC)、完成品のQCがFQC、出荷前のQCがOQCです。IQCで材料の規格を確認すれば、不良材料がラインに入るのを防げます。IPQCでは工程ごとの作業品質を二重チェックし、FQCで完成品を評価、最後にOQCで出荷ロットを判定します。テスト仕様書にもとづく厳格な耐久テストの結果をレポートにまとめて品質を評価するのが基本です。大掛かりな品質管理でなくても、ラインでの二重チェックを日々の習慣にして、問題があればすぐ改善へ取り組むことが重要です。
インライン検品の投入タイミングと効果
インライン検品は、生産途中の半製品に対して行う検品です。立ち上がり直後から実施すれば、裁断や縫製といった前工程の癖が量産品に映る前に手を打てます。短期間・長期間のどちらの滞在にも対応でき、生産進捗確認や工程品質確認を日報としてまとめてご報告します。さらにコンテナ積込確認として積込作業の立合いまで引き受けることも可能です。期待できる効果は、品質の安定と向上、生産現場の改善改革意識の高揚、不具合発生の未然防止と納期確保、そしてお客様の利益と満足度の向上です。
サプライチェーン全体で相談に乗る
サプライチェーンマネジメント(SCM)の輪の中で、弊社は最終出荷前検品だけでなく、生産管理や物流加工、外貨物流も含めてご相談に乗ることができます。中国から東南アジア工場へ輸出部材や材料を調達する際の中国国内出荷前検品にも対応します。日本の品質基準を十分に把握しながら、中国・台湾のみならずASEANや南アジア各国でQC事業を展開しています。費用についてはご相談ください。

















