衣料のロットを裁断から出荷まで追い続け、色の段違いとサイズ欠けを早期に止める
衣料のロットを、裁断から出荷まで追い続ける
日本へ向かう衣料は、裁断から出荷までいくつもの工程を越えます。ロットの流れを分断せず追うことで、色の段違いやサイズの欠けを早い段階で止められます。衣料と貿易商品の検査を、追跡の筋から組みます。
ロットは工程を越えて動く
一枚の衣料は、生地の裁断、縫製、洗いや型染め、仕上げ、検品、詰めと、いくつもの机を渡ります。ロットを品番と色の単位で括って追わなければ、どの工程で乱れが入ったかの見当が付きません。到着先で出てから探すと、原因の場所は特定しにくいのです。工程ごとに別々の紙へ書いていると、同じロットの話をつなぎ合わせるだけで半日取れます。追跡とは、元を辿れる形に紙を揃えることに他なりません。
裁断の段階で引く印
追跡の出発点は裁断です。ここで生地をどれだけの束に割り、どの印を付けたかが、後の照合の土台になります。裁断片の端揃い、柄の合わせ、束の番号。これを揃えておくと、縫製へ渡る段で数が追えます。初期に引いた印が、出荷の列まで生き続けるのが良い流れです。
縫製から仕上げまでの照合
縫い代、ステッチの飛び、ほつれ、付属の金具やボタンの付きは、縫製と仕上げの列で拾います。サイズと色の配分がロットの約束どおりかを、工程の合間に突き合わせます。検針で折れ針の混入を落とし、生産進捗を確認しながら中期で一度絞ると、致命的な段サイズの違いを量産中に引き止められます。
出荷の列で戻す対応
詰みの段階では、カートンの印と中身のサイズ・色の対応を最後に照合します。工程を越えて追ってきたロットの印が、ここで出荷の表記と噛み合っているかを確認して封を切ります。数が合っても色の配分が崩れていれば、受け取った側で困惑が生まれます。吊り下げ包装のかたまりと畳み込みのかたまりが同じ品番で混在していないかも、出荷の列で一度数え直しておくと、陳列の段での混乱を防げます。
追跡は誰が読むためか
追跡の記録は、品質の担当が工程の責任を辿るためにも、商談側が供給元へ返すためにも使います。同じロットの印を軸に紙を縫えば、離れた机でも出荷可否の会話を目線ごと揃えられます。ヨシダ検品では、裁断で付けた印を崩さず、出荷まで通し番号で繋ぐ形を設計します。
どこまでの工程を追うか線が引ければ、概算の骨子も揃ってきます。ロットの刻みと出荷の日を並べた紙があれば、追跡の段から設計に入れます。

















