ニューデリー 検品
デリーの工場に着いてから、検品が始まるまでの一日
報告書の一枚目が書かれるまでには順番があります。ニューデリーの製造拠点へ朝入った時点から、列が動き出すまでの流れを時間順に追います。
入りの三十分
正門で用紙を書き、荷の位置を教わるところから始まります。倉庫が満杯の日は、見る品がまだ運び込みの車の上にいることもあります。着いた直後の半時間は、数を数える前に状況を拾う時間に充てます。
この時点の予定と実際の差が、一日の終わりの結論に載ります。
打ち合わせは短く刻む
責任者とロットの顔ぶれ、出荷の期限、直しの体制を順に確認します。長々と話すと班が余るため、項目ごとに区切りを置きます。まだ終わっていない工程があれば、午後の列へずらす判断をここで決めておきます。
見本の置き場所、電源のある部屋、広げられる床の三つは、この段で必ず押さえます。
紙と見本の受け渡し
判定の用紙と承認済みの実物を机へ並べます。預かった見本には番号を付けて書き残し、返す前提の紙にします。用紙の項目が現場の列と合っていない日は、この時点で書き直した方が後が楽になります。
測定の許容をどこに書くかも、この段で揃えます。後から枠を足すと、記入する人が迷います。
台と電源が揃うまでの待ち
机と光と差し込み口が揃わないと、最初の一台が動きません。待った時間は作業ではなく段取りの不足として残します。待ちが読める現場なら、次のロットでは到着の時刻をずらす判断につながります。
照らす光も通す風も、この列の道具です。揃いの悪さは報告の冒頭に一行書いて置きます。
開ける箱の順番を決める
積み重ねから、開ける位置を決めます。上から順に開くと下の方の癖が残らないため、重ねの中央も狙います。色と寸法の行数が揃ったかを見たうえで、封を切ります。
最初は時間をかけて読み、以降で速さを上げる進め方です。前半の丁寧さが、後半の本数を作ります。
一日目が終わる頃
終わり際に数量と不良の内訳を数え、続行か中断かを持ち帰りで決めます。保留の品は動かさない位置へ置いて、翌朝の班へ引き渡します。一日の流れが紙に残れば、次は同じ速さで回せます。
ヨシダ検品が間に入る場合も、この時間の使い方は同じです。報告はその日のうちに形になります。
一日の流れを先に引ける形にしておくと、日数の見当は立てやすくなります。
到着の時間帯と出荷の予定だけ伝われば、班の組み方は逆算して決めます。

















