上海の品質管理巡回:検品員の交代割と引き継ぎ表で目盛りを合わせる
品質管理の巡回は交代割と引き継ぎ表で揃える
上海の拠点で検品員を入れ替える段、受け渡す枠組みを組み直します。前班と現班の目盛りを合わせ、不良の偏りを引き継ぎ表で追う流れを現場寄りに描きます。
交代の谷間で目を緩めない
上海の拠点は繊維のロットが連日動きます。午前の班から午後の班へ入れ替わる時間帯は、機械の点検も作業台の片付けが重なります。切り替わりの場で目盛りがずれると、同じ品に別の判定が付きます。交代の谷間を埋めるには、引き継ぎ表を用意し、見る枠と判定の段階を紙で残します。口頭の申し送りは、当日のうちに薄れます。
上海では交代の谷間が長い場合があります。班の境目を短く区切り、境の十分前には判定の目安を読み合わせる段を置きます。
枠の割り方と担当の範囲
巡回は一日を四つの枠に分けます。午前と午後、宵の部、深夜の部です。それぞれの枠で見る品目が違うと、不良の偏りが見えません。工程の内側を見る枠、包装の手前を確かめる枠、外装箱を見る枠と割り、担当の範囲を紙に書きます。見落としは範囲の隙間で生まれます。
抜取の枠はAQLの目盛りに従い、機械読みの数値を併記します。人によって読みが変わる項目は、枠から外して全数に回します。
引き継ぎの中身
表には枠の時間と本数、見た項目、拾った不良の内訳を載せます。前班が残した処置の枠も写して置けば、後班が同じ手を打たずに済みます。写真を添える枠を設けると、説明の往復が減ります。記録の欄は項目名を揃えないと、後で探せません。
引き継ぎは短いほど続きます。長文の手書きは、次の班に届きません。
交代の目に現れる偏り
班の境で拾った不良の内訳を並べると、どの時間帯で崩れるかが浮かびます。深夜の部で糸の残りが目立てば、夕方の工程に手当てを求められます。品質の管理は、こうした偏りを追う作業です。数値の動きを見る範囲は、巡回ごとに揃えます。
中期に生産の谷間を見る枠を足せば、工程の内側の崩れも拾えます。生産進捗と実数を比べ、遅れの出る場所を特定します。
報告の返し方
交代割を組む目的は、判定の揺れを抑えることです。同じロットを二つの班で見た場合、結果が食い違えば原因を探します。工程の内側で異常を見つけたなら、その場で原因調査を求め、処置の枠を決めます。写真と数値、処置の三段は当日に返します。
工程の区切りと人数、現場の数が増えれば、枠組みは読み替えられます。枠の割り方と引き継ぎ表の欄を、巡回の初日に据えます。

















