繁忙前の山東工場、受注急増時の生産進捗と人員配置の確認方法
山東 生産状況確認、繁忙前の受注の波に現場を合わせる
繁忙期を迎える前の受注急増は、進捗の読みが甘いと納期まで一緒に崩れます。山東の工場で生産状況を確かめる視点を、工程の滞留と人の配置から整理します。
急増は工程の滞留に先に現れる
受注が急に膨らむ時期は、出来上がった数より、仕掛かりの数が先に動きます。原材料が揃わないまま裁断だけが進み、縫製の前に山ができる。山東側の工場で生産状況を追うとき、最初に見るのは各工程の間に溜まっている量です。滞留がどこで膨らんでいるかが分かれば、納期に響くのはどの工程かを絞り込めます。
滞留の位置は、そのまま支援の配置を決める材料になります。仕上がりだけを数えて喜ぶ段階ではないので、仕掛かりを工程ごとに数える列を確認の紙に組み込みます。
出来高だけで進捗を読まない
進捗確認でよく起きる食い違いは、工場側の報告と実際の流れの差です。報告は出来高を基準にしやすい一方、出荷に必要なのは検査と箱詰めまで終わった数になります。量産の初期と安定期とで出来の上がり方も変わるため、確認の段階を原材料、初期品、量産品と分けて読むのが筋です。
初期品の仕上がりを見ずに量産へ進んだ場合、戻る量が一度に膨らみます。繁忙前ほど、この一歩を確かめる時間を削らないようにします。
人の入れ方で品質の谷を読む
急増への対応として、夜の勤務を足し、慣れていない人を列に入れるのが工場の常です。ここで品質の谷が生まれます。新しく入った人の手が残る位置は、縫いの終端や検査の見落としに出やすいので、配置の変化を聞いた上で、その列を見る密度を上げます。
交渉の材料としても、人の入れ方の記録は効きます。納期の遅れや不良の出方を話し合うとき、能力の限界を数字で示せるからです。
確認を納期の交渉へつなげる
現地で拾った滞留と人の内訳は、山東の工場側と日程を詰め直す土台になります。延びる工程から順に提示し、どこを先に増産し、どこを後ろへ倒すかを、その場で実物を挟んで決められます。報告は当日のうちに写真と数値で束ね、遠くの席でも同じ景色で判断できる形にします。
いくつで組めるかは、確認の回数と訪問の日数が揃った段階での話になります。急増の山が見えた段階で、確認の回数をこちらから逆算して示します。

















