ベトナム北部の出荷前検品:箱を開ける位置と列の流れを現地に合わせる
ベトナム北部出荷、点検列を分けて敷く
ベトナムで出荷前検品を頼む段、北部の現場へ寄る列は中部や南部と同じ順では回りません。箱を開ける位置と列の流れる方向を、北部の実情に沿って組み直します。
北部の列を分けて引く意義
出荷前検品を海を隔てた先で進める場合、工場ごとの違いは列の順に直結します。ベトナムの北部では乾季と雨季で空気の含みと床の状態が二段違い、積載後の陸送や船で箱の中身が受ける当たりも変わります。同じ品を造った中部や南部と、北部の現場は別物として読むのが前提です。搬入経路と荷受けの棚と箱を開ける台の位置が拠点ごとに違うため、列の順も拠点ごとに組み直します。
北部の現場では、冬場の気温で樹脂が締まる時期もあります。寸法がぎりぎりで嵌まる品は、温度の低い段で外れや隙が出やすいので、外観と機能の列を同じ床に並べても読む気温を揃えておく必要があります。
点検列の敷き方
出荷前検品を北部の現場で引く列は、出荷判定をその場で下せる形にしておくと手戻りが減ります。日本側と写真を介して判断を仰ぐ窓を一本通しておき、迷いが列を止めない設計にします。列の頭は箱番号を控えて開ける段から始まり、数量合わせ、見本品との照合、外観の拾い、検針、表記と梱包の順で流れます。
検針は縫う品や異素材の組み合わせで省けません。厚手で大ぶりの箱は台の上で回し、薄い袋物は一枚ずつ裏表を辿ります。点検列の途中に保留の棚を置けば、迷った品が列の後ろを詰まらせる事故は消えます。箱番号と照合記号を控えておけば、後から同じ順を再現できます。
列の紙を残す
組み直した点検列は、一枚の紙に落として次のロットへ渡します。誰が箱を開け、誰が判定に印を押すかまで書いて置くと、人の入れ替わりでも列は同じ形で再開できます。口頭の申し送りは、混載で混む日にほど崩れやすいものです。
北部の出荷で列が詰まった日は、止まった位置そのものを紙に残します。台の置き場と光の含みまで書き置いておけば、次の便の段取りは一目で直ります。
報告と積載の段
点検列の末には報告と積載の二段が控えます。当日中に写真と数字を並べた報告が届く形で、判断が同じ週に付くと是正も出荷の窓に収まります。コンテナへの積込立会いまで範囲に含めると、届いてから箱を開け直す事故は避けられます。混載で箱が似ている時期ほど、外装と中身の対応を厚く読む列が要ります。
北部出荷の列は、拠点ごとに違う一本として置きます。
箱数と日数と工程の深みを先に置くと、費用の含みは自然と開きます。揃うほど列は太くなりますので、設計から整えます。
拠点名と品目と箱数を一行に落として紙へ残してください。

















