ソファベッドの出荷前検品は開いた状態と閉じた状態で、展開金具を二度刻んで見る
ソファベッドの出荷前検品、展開金具は開く段を二度刻んで見る
張り物の下で品を開き、元へ戻す働きを担っているのが展開金具です。ソファベッドは形を二度変える品なので、開いた状態と閉じた状態、どちらでも同じ合否が出るかまで見る必要があります。出荷前の検査を金具の嵌め合いと動き、留めの締付から組み直します。
開いて閉じるまでを追う手順
外観の傷と張地の縫い目を見た後、金具の点検に移ります。背もたれを倒す、座面をめくる、脚部を出す。形が変わる回数がそのまま判定の回数になります。途中で一度だけ開けて止めるのと、最後まで通すのとでは、出てくる症状が違うため、開く段は二度に分けて刻みます。
開いている最中に手が掛かる位置も同じ紙に載せます。指の入る隙は使ってから現れるので、出荷前に動かしておく意味があります。
金具そのものを拾う
板厚の曲がり、孔位置のずれ、溶接部の色変わり。金具は布に隠れるため、実物が届いてから気づかれても交換が効きません。めっきの乗りムラ、縁に残ったバリ、輸送で打った潰れを、目と指の両方で拾います。
同じ型でも別々の便から来た金具がひと箱に混ざることがあり、孔の合い方に差が出ます。取り違えに気づくには、袋の印と品番を同じ紙で追う運用が要ります。
留めと緩みの段
ボルトとナットの締め残し、六角穴の噛み、先端のとめ金。手締めだけで載っている品は、輸送の振れで緩みます。増し締めの位置を印で示しておくと、到着先の組立も迷いません。
付属の工具が本体と合っているか、説明の図と実物の手順が合っているかも、同じ番で見ます。工具が一袋に入っていない品は、開けた瞬間に組立てが始まりません。
音と引っ掛かり
開閉時の音は、擦れる音と打つ音に分けて耳を置きます。同じ品を並べて回すと、個体だけが混じる音が拾えます。床へ直接載せると台ごとの響きが重なるので、聴く板を一枚に決め、耳を同じ距離で当てて聴く段取りに整えるのが先です。
布の当て材を伴う品なら、糸くずや異物の残りも疑います。縫製の観点と金具の点検とは台を分けて流すのが実務的です。
代行に頼むときの段
開閉の段をもう一度足すかで、一日に捌ける台数は大きく変わります。費用の線は、その台数の見立てから引くのが実務です。
開閉の手順書と図面、どちらか片方だけでも机に乗っていれば、初動はそこから組めます。

















